『VIVANT』2026年版を見て、「ドラムの声優は2人いるの?」「林原めぐみさんと高山みなみさんは、どちらもドラムの声なの?」と気になった人もいるのではないでしょうか。実は、この2人は同じ役を交代で演じているわけではありません。
ドラムのスマートフォン音声を担当するのは林原めぐみさんで、高山みなみさんは別班を支えるAIハヤトの声です。画面に映るドラムを演じる富栄ドラムさんとの関係や、2026年のサイドストーリーで広がった謎も整理すると、作品の見方がいっそう面白くなります。
この記事の目次
VIVANT 2026のドラムの声優は2人?正しくは林原めぐみと高山みなみの別役
2026年の『VIVANT』でドラムのスマートフォン音声を担当するのは林原めぐみさんです。高山みなみさんはドラムのもう一人の声優ではなく、別班のAIハヤトを演じています。この違いを押さえると、キャスト欄に2人の名前が並ぶ理由がわかります。
ドラムの声は林原めぐみ、AIハヤトの声は高山みなみ
TBSのキャスト一覧には、富栄ドラムさんに加え、林原めぐみさんと高山みなみさんが「声の出演」として記載されています。ただし、一覧だけでは2人の担当がひと目でわかりにくいため、ドラムの声を2人で演じていると受け取られることがあります。
それぞれの役柄は、TBSの体験型イベント『VIVANT IMMERSIVE MISSION』公式ページでも確認できます。同ページではドラムの声を林原さん、AIハヤトの声を高山さんと明記しています。つまり、同じ作品の中で異なる機能や立場を持つキャラクターに声を与えているのです。
| 人物・音声 | 担当 | 作品内での役割 |
|---|---|---|
| ドラムの姿・動き・表情 | 富栄ドラム | 野崎を支える協力者として行動する |
| ドラムのスマホ音声 | 林原めぐみ | ドラムが入力した言葉を音声として伝える |
| AIハヤト | 高山みなみ | 別班を情報面で支えるスーパーコンピューター |
確認先はTBS『VIVANT』キャスト・スタッフと『VIVANT IMMERSIVE MISSION』公式案内です。
「声優が2人」と「ドラムを2人で演じる」は意味が違う
混乱しやすいのは、「声優が2人」という言い方に異なる意味が含まれていることです。林原さんと高山さんという声の出演者が2人いる、という意味なら間違いではありません。しかし、ドラムという一人のキャラクターのスマホ音声を2人で担当している、という意味なら正しくありません。
別の意味では、ドラムを富栄さんと林原さんの2人で表現しているとも言えます。富栄さんが顔や体の演技を見せ、林原さんがスマホから聞こえる日本語を担当するためです。ただし、富栄さんは声優として別の音声を吹き込んでいるという意味ではなく、画面上のドラム本人を演じています。
2023年版から2026年版へ声優は交代した?
2023年の第1シーズンでも、ドラムのスマホ音声は林原めぐみさんが担当していました。2026年の第2シーズンでもこの組み合わせは続いており、林原さんから高山さんへ交代したという事実はありません。
高山さんの出演は、2026年に新たな音声キャラクターが登場したことによるものです。2026年7月26日に始まった第2シーズンでは、別班のAIハヤトが物語に加わり、情報収集や作戦の場面で存在感を見せています。キャスト欄に知名度の高い声優2人が並んでも、ドラムの担当が変更されたわけではないのです。
林原めぐみが演じるドラムのスマホ音声はなぜ印象に残る?
ドラムは言葉をスマートフォンで伝えるという、実写ドラマでは少し珍しい設定の人物です。だからこそ、林原さんの声は単なる補助音声にとどまらず、ドラムのキャラクター性を感じ取る大きな要素になっています。
富栄ドラムの表情と林原めぐみの声が一人の人物を作る
ドラムは野崎守の協力者として行動し、危険な場面でも機転を利かせます。強い体格や素早い動きから頼もしさを感じる一方、困ったときの顔つきやうれしそうな反応には親しみやすさがあります。その表情にスマホの音声が重なることで、言葉を発していない本人の気持ちまで伝わってくるように感じられます。
面白いのは、スマホ音声が女性の声でも、ドラムという人物に違和感なくなじんでいる点です。声の高さと外見に差があるため、最初は驚くかもしれません。しかし、見続けるうちにその差こそがドラムらしい個性として定着していきます。これは声優の力だけでなく、富栄さんが見せる細かな表情と組み合わさって生まれる効果と考えられます。
翻訳アプリの音声なのに感情が感じられる理由
劇中ではドラムがスマートフォンを通じて意思を伝えます。現実の翻訳アプリであれば、文章を別の言語に直して機械的に読み上げることが主な役割です。一方、ドラマでは、その音声を声優が担当することで、言葉の区切り方や響きにもキャラクターの雰囲気が表れます。
たとえば同じ短い返事でも、安心している場面と急いでいる場面とでは、視聴者の受け止め方が違います。ドラム自身の顔、周囲の人物の反応、声が流れるタイミングがそろうと、スマホを介した会話にも温度が生まれます。ただし、「アプリそのものが人間のような感情を持つ」という設定が示されているわけではありません。人が演じる音声を、作品内ではアプリの声として聞かせているのです。
ドラムの声を林原めぐみが担当する意外性
林原めぐみさんは、アニメの幅広い役で知られる声優です。『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイや『名探偵コナン』の灰原哀など、作品によって異なる人物を演じてきました。『VIVANT』では、人間の俳優がすでに画面に映っているところへ、スマホ音声という形で参加しています。
そのため、林原さんがドラム本人の声帯を直接演じるのではなく、「ドラムの言葉を代わりに伝える装置の声」を担う点が特徴的です。普段のアニメでの演技とは入口が違っても、声によって人物の印象が変わるという点は共通しています。林原さんの声を知っている人ほど、大柄なドラムとの組み合わせに驚き、やがて自然に受け入れていくのではないでしょうか。
高山みなみが演じるAIハヤトとは?ドラムとの違い
2026年版からの新要素として注目したいのがAIハヤトです。ドラムと同じく「人間の肉声とは異なる形で聞こえる声」ですが、物語上の役割は大きく違います。
AIハヤトは別班を支えるスーパーコンピューター
AIハヤトは、別班の活動を情報面から支える存在として登場します。乃木憂助たちが危険な相手と向き合う場面では、収集した情報を整理することや、状況の分析が行動の成否を左右します。AIハヤトは、そうした判断を助ける技術的な存在です。
TBSの第12話あらすじでも、AIハヤトが事件の背景に関する情報を示す場面が紹介されています。さらに第19話を振り返るTBSの記事では、AIハヤトが人物を模した音声を作る機能にも触れています。単に質問に答えるだけでなく、別班の作戦に関わる存在として描かれていることがわかります。
ただし、AIハヤトの能力を現実のAI製品にもそのまま当てはめることはできません。物語内での高度な機能は、ドラマの設定として受け取るのが適切です。
高山みなみの声はドラムの翻訳音声ではない
高山みなみさんといえば、『名探偵コナン』の江戸川コナン役などで知られています。聞き覚えのある声が2026年版『VIVANT』から聞こえるため、ドラムの声の担当が増えたのではないかと感じる人もいるでしょう。しかし、高山さんが演じるのはAIハヤトです。
林原さんの音声がドラムの言葉を外へ伝えるものだとすると、高山さんの音声は別班の情報システムから人間へ伝えられるものです。両者とも機械を通じて声が聞こえる設定ですが、前者は一人の人物の意思を表す手段で、後者は情報を処理する存在の発言です。この差を知っていると、同じ声の出演でも演出上のねらいが異なるとわかります。
2つの声を比べると別班とドラムの立場の違いが見える
ドラムは自ら現場へ出て、野崎たちと危険を分け合う人物です。必要な情報を集めるだけでなく、表情や行動そのもので相手との信頼を築いています。反対にAIハヤトは、作戦を支える仕組みとして情報を整理し、別班側の判断材料を届けます。
言い換えれば、ドラムのスマホは「人が周囲へ思いを伝えるための道具」で、AIハヤトは「組織の判断を助ける情報技術」です。どちらも声を持つことで視聴者に親しみやすくなっていますが、作中で担う役割は対照的です。ここに注目すると、2026年版が人と技術の距離感を異なる角度から描いている、と考えることもできます。
ドラムはなぜ自分の声で話さない?2026年の過去編で深まる謎
声優が誰なのかを知ると、今度は「なぜドラムは自分の声で話さないのか」が気になります。この問いは、声の担当者と劇中人物の設定を分けて考える必要があります。
話せないのか、話さないのかは区別が必要
ドラムがスマートフォンの音声で会話していることは、画面から確認できる事実です。しかし、それだけで「発声できない病気である」「日本語を理解できない」「何らかの秘密を隠すために黙っている」と断定することはできません。翻訳アプリを使う理由と、肉声を使わない理由が同じとは限らないためです。
実際、ドラムは相手の行動を素早く理解し、機転を利かせて行動します。言葉による説明が少なくても、観察力や理解力が低い人物として描かれているわけではありません。声を出さないことと、意思を伝える能力がないことも別です。
2026年の『ドラム―VIVANT THE ORIGIN STORY―』でわかったこと
2026年7月には、ドラムの過去に焦点を当てたサイドストーリー『ドラム―VIVANT THE ORIGIN STORY―』がU-NEXTで配信されました。第2シーズンに先立ち、幼少期の出来事や家族との関係を描く全4話のオリジナル作品です。
U-NEXTの公式発表では、少年のドラムとマディという兄弟、父ダビド、叔父ザウルの関係が紹介されています。これまで野崎を支える頼もしい協力者という印象が強かったドラムに、家族を持ち、過去を生きてきた一人の人物としての厚みが生まれました。
このサイドストーリーを知ることで、ドラムの笑顔や沈黙を見たときの印象も変わります。ただし、幼少期が描かれたことだけを根拠に、現在の会話方法の理由が一つに確定したとするのは慎重であるべきです。過去に何が描かれたかと、そこから何を推測できるかは分けて考えましょう。
ドラムの沈黙を「演出」と「物語の謎」の両方から見る
制作上の視点では、言葉をスマホに託す設定によって、ドラムの体の動きと表情が強く印象に残ります。顔の向きや目線だけで気持ちが伝わる場面があるのは、この演出の魅力です。スマホ音声を聞くまで何を言うのかわからないため、緊張した場面に小さな間が生まれることもあります。
物語上の視点では、声を出さない理由がわからないことで、ドラムがまだ語っていない経験を想像する余地が残ります。2026年の過去編を踏まえると、かつての家族との関係と現在の行動を比べながら見る楽しみが増えました。ただし、沈黙そのものを裏切りの伏線だと決める材料にはなりません。むしろ、野崎を支える行動が繰り返し描かれることをどう受け止めるかが重要です。
2026年版VIVANTは声の出演がさらに豪華に!2人以外もいる
「声優が2人」と紹介されることはありますが、2026年版の声の出演者は林原さんと高山さんだけに限られません。別のキャラクターにも実力派声優が起用されているため、担当を整理しておくと混同を防げます。
ジャミーンの携帯音声は大谷育江が担当
TBSは2026年7月19日、サイドストーリー『ドラム―VIVANT THE ORIGIN STORY―』でジャミーンの携帯音声を大谷育江さんが担当すると発表しました。『ポケットモンスター』のピカチュウ役などで知られる声優で、林原さんや高山さんとは別の役割です。
ジャミーンは第1シーズンから登場する重要人物です。ドラムと同様、言葉を直接発すること以外の方法で意思が伝わる場面があり、スマホ音声に注目すると人物の内面に目を向けやすくなります。大谷さんの起用は、ドラムの声優がもう一人増えたという話ではありません。
公式発表では、大谷さんが本編でもジャミーンの声を担当することが案内されています。詳しくはTBSのジャミーン音声に関する発表で確認できます。
声の出演者が増えてもドラムの担当は変わらない
2026年の第2シーズンには、さまざまな場面で著名な声優が参加しています。俳優として画面に映る人もいれば、音声だけで物語に参加する人もいます。声優の名前を見つける楽しさは増えましたが、ドラムのスマホ音声を誰が担当しているかという基本情報は変わっていません。
特に気をつけたいのは「機械から聞こえる声は全部同じ人が担当している」という思い込みです。ドラムのスマホ、AIハヤト、ジャミーンの携帯音声は、それぞれ別のキャラクターのために作られています。作品内で似た伝達手段が使われていても、声の担当者や意味づけは異なります。
声の配役を知ると2026年版の見どころが増える
『VIVANT』は、別班や公安などが互いの情報を探り合うドラマです。誰が何を知り、どの経路で伝えたのかが重要になるため、音声を発する存在そのものにも意味があります。ドラムが自分で入力した文章、AIハヤトが提示した情報、ジャミーンが伝えようとする内容では、情報の出どころが違います。
声優の顔ぶれだけに注目すると、豪華さを楽しむところで終わってしまうかもしれません。しかし、声の持ち主と情報の発信者を分けて意識すると、「誰の判断で、その言葉が出てきたのか」という見方ができます。これは裏切りや駆け引きが多い作品だからこそ、見逃したくない点です。
ドラムと2人の声優についてよくある疑問
キャスト表やSNSの短い情報だけではわかりにくい疑問を、2026年版の設定に沿って整理します。似た名前や役割を取り違えないことが大切です。
ドラムのスマホ音声は本物のAIが作っている?
劇中では翻訳アプリの音声として聞こえますが、ドラマで聞くドラムの声は林原めぐみさんによる声の演技です。作品の世界ではアプリが言葉を伝えているという設定でも、映像作品としては声優の出演にあたります。「アプリ音声だから実際も自動生成された声」と考えるのは違います。
同じように、AIハヤトという名前から、収録に人間の声優が関わっていないと想像する人もいるかもしれません。しかし、AIハヤトの声は高山みなみさんが担当しています。作品の設定がAIであることと、演じる声を誰が担当するかは別の話です。
富栄ドラム本人は声を出せない人なの?
いいえ、そのようには考えないでください。劇中のドラムがスマートフォンで話すことと、演じている富栄ドラムさん本人の発声能力は無関係です。富栄さんは元力士で、『VIVANT』への出演をきっかけに俳優としても広く知られるようになりました。
富栄さんは取材で、『VIVANT』の役名「ドラム」を芸名に取り入れた理由についても話しています。役名を芸名にしたほど思い入れがあることと、実生活でも劇中と同じ会話方法を使うことは別です。ドラマ内の設定を出演者本人の身体的特徴だと受け取らないようにしましょう。
ドラムの声優は途中で高山みなみに変わった?
変わっていません。ドラムのスマホ音声は2023年版から林原めぐみさんが担当し、2026年版でも続投しています。高山みなみさんが演じるAIハヤトは、第2シーズンの別のキャラクターです。エンドクレジットなどで2人の名前が並んでも、交代を示すものではありません。
声の違いが気になる人は、場面に映っているのがドラムのスマートフォンなのか、それとも別班のシステムなのかを確かめると判別しやすくなります。名前より先に「誰が何を伝えている場面なのか」に着目するのがおすすめです。
2026年版はどこから見れば声の違いがわかる?
ドラムと林原さんの組み合わせを知りたいなら、2023年の第1シーズンで野崎とドラムが行動を共にする場面を見るとわかりやすいです。2026年版では、AIハヤトが登場する場面と見比べることで、高山さんとの担当の違いを確認できます。
ドラムの人物像を深く知りたい場合は、サイドストーリー『ドラム―VIVANT THE ORIGIN STORY―』も役立ちます。U-NEXTの公式案内によれば、第1・第2シーズンの本編とサイドストーリーを配信しています。配信状況は変わることがあるため、視聴前にはU-NEXT『VIVANT』特設ページで最新のラインアップを確認してください。
まとめ|VIVANT 2026のドラムの声は林原めぐみ、もう1人はAIハヤト役
『VIVANT』2026年版で、ドラムのスマートフォン音声を担当しているのは林原めぐみさんです。高山みなみさんは別班のスーパーコンピューター・AIハヤトの声であり、ドラムの声優が2人になったわけでも、途中で交代したわけでもありません。
画面上のドラムを富栄ドラムさんが演じ、林原さんが言葉を伝えるという組み合わせは第1シーズンから続いています。さらに、2026年にはドラムの過去を描いたサイドストーリーや、ジャミーンの携帯音声を演じる大谷育江さんの参加もあり、声による人物表現がいっそう豊かになりました。
誰が声を出しているのかだけでなく、その言葉が誰の意思を伝えているのかを意識すると、ドラムの魅力も『VIVANT』の情報戦も、より深く楽しめます。
本記事は2026.10.16に取得した原稿を掲載しています。考察には筆者の解釈が含まれ、今後の展開を確約するものではありません。最新の作品情報はTBS公式サイトをご確認ください。誤りやお気づきの点はお問い合わせからお知らせください。