ドラマ『VIVANT』に登場するバルカ共和国は、実在する国なのでしょうか。首都クーダンの街並みや広大な砂漠、現地の警察や言葉まで細かく描かれているため、「世界地図のどこにあるの?」「モンゴルと同じ国?」と気になった方も多いはずです。
結論からいうと、バルカ共和国は架空の国家です。ただし、画面に登場する風景や建物の多くは実在し、特にモンゴルで大規模な撮影が行われました。
この記事では、バルカのモデルと考えられる地域、劇中の地図、首都や言語、実際のロケ地を整理します。さらに、なぜ架空の国が物語に必要なのか、2026年の続編との関係まで、事実と考察を分けて解説します。
この記事の目次
VIVANTのバルカ共和国は実在する?結論はドラマ独自の架空国家
『VIVANT』のバルカ共和国は、現実には存在しない架空の国です。国名を地図アプリで検索しても、独立した国家として表示されません。現在のモンゴルの別名でも、過去に実在した共和国の名称でもありません。
一方、ドラマの中では首都や国境、警察、政府機関などが登場します。実際の土地の映像に独自の国家設定を組み合わせているため、初めて見た人が「本当にありそう」と感じるのは自然なことです。
| 気になる点 | 答え |
|---|---|
| バルカ共和国は実在する? | 実在しない架空国家 |
| 劇中の位置 | 中央アジアの内陸部を想定した設定 |
| モデルとなった国 | モンゴルとの共通点が多いが、一国をそのまま再現したものとは断定できない |
| 首都クーダン | 架空の都市。主な街中のロケはモンゴルのウランバートル |
| 砂漠などの風景 | モンゴルの南ゴビなど実在の場所で撮影 |
| 現地で話される言葉 | 劇中ではモンゴル語が使われている |
TBSの公式サイトでも、バルカ共和国へ向かった乃木が現地警察に追われる物語として紹介されています。これは現実の国家情報ではなく、作品の世界における設定です。TBS『VIVANT』公式お知らせでは、舞台となった街をモンゴルで撮影したことも確認できます。
バルカ共和国は地図のどこ?モンゴルがモデルといわれる理由
劇中のバルカ共和国は、中央アジアを思わせる内陸国として描かれています。地図で実際に探すときは、モンゴルや周辺地域を手がかりにすると世界観をつかみやすくなります。ただし、現実の地図をそのまま置き換えることはできません。
劇中の地図はモンゴル・中国・ロシア・カザフスタン周辺を連想させる
バルカの地理を考えるとき、まず注目したいのはユーラシア大陸の内陸部です。ドラマに登場する地図や風景には、モンゴルと、その西方に広がるカザフスタン、中国、ロシアの一部を思わせる要素があります。
草原と砂漠が続き、遠く離れた町へ移動するには長い距離を進まなければならない。こうした描写は、海に面していない中央アジアの地域を連想させます。都市から荒野までの風景の落差も、作品の特徴です。
ただし、「バルカは現実の4か国にまたがる土地を切り取った国家」と確定したわけではありません。あくまで映像や設定から考えられる地理的なイメージです。現実の国境と劇中の国境は一致しないため、地図の線を重ねて正確な位置を特定することはできません。
特にモンゴルとカザフスタンは、現在の地図では直接国境を接していません。周辺の国々が近くに見えることと、バルカの国境が現実に存在することを混同しないようにしたいところです。
モンゴルが最も有力なイメージとされるのは実際の撮影によるもの
モンゴルがモデルだといわれる最大の理由は、撮影地です。2023年の第1シーズンでは、主要な海外場面をモンゴルで撮影しました。広い空や砂丘、馬やラクダのいる風景、ウランバートルの街並みが、バルカの世界として登場します。
しかも風景だけではありません。モンゴル出身の俳優が現地の人物を演じ、モンゴル語の会話も使われています。景色、音、人物の雰囲気が重なることで、架空の国に具体的な生活感が生まれているのです。
それでも、「ロケをした国」と「制作側が正式に指定した唯一のモデル国」は同じ意味ではありません。バルカの政治、内戦、治安、資源をめぐる争いは、作品独自のストーリーとして受け止めるのが適切です。
首都クーダンは実在しないが、ウランバートルの街が使われた
バルカ共和国の首都は、劇中では「クーダン」と呼ばれます。しかし、モンゴルに同名の首都があるわけではありません。モンゴル国の実際の首都はウランバートルです。
TBSが案内した公式ロケ地ツアーには、「バルカ共和国の首都クーダンとして撮影が行われたウランバートル市内のロケ地」を訪ねる企画がありました。この案内により、クーダンの街の場面とウランバートルのつながりを確認できます。
画面に映る道路や広場、建物が実在していても、それらが「クーダン市」という行政区域の中にあるわけではありません。ロケ地の名前を調べる場合は、架空の都市名ではなくウランバートルを起点に探すとよいでしょう。
バルカ共和国のロケ地はどこ?モンゴルの実在する景色
架空の国を身近に感じられる理由として、実景を使った撮影の規模も見逃せません。バルカの映像は全てがCGというわけではなく、多くの場面にモンゴルの街や自然が登場しています。
首都の場面ではウランバートル中心部の街並みが登場
第1シーズン序盤、乃木がバルカに到着して行動する場面は、建物や車、人々の動きまで現実味があります。こうした都市の映像には、ウランバートル市内が使われています。
ロケ地として知られるスフバートル広場周辺は、モンゴルの首都を象徴する場所の一つです。劇中では見慣れない外国の首都のように描かれていますが、現実には観光客も訪れる広場や道路が広がります。
ここで大切なのは、ひとつの場面に映った建物が必ずそのまま劇中の施設として使われているとは限らないことです。ドラマは異なる場所で撮影した映像を編集して、ひと続きの町のように見せることができます。実際の道路をたどっても、乃木の移動経路を完全に再現できるとは限りません。
印象的な砂漠は南ゴビのロケで生まれた
『VIVANT』の印象に残る映像といえば、果てが見えないような砂漠を進む場面です。TBS公式のお知らせによると、ゴビ砂漠のロケ地を訪れるツアーでは南ゴビの撮影場所やホンゴル砂丘が紹介されていました。
ホンゴル砂丘はモンゴルに実在する砂丘です。ドラマのために砂漠そのものをCGで作ったのではなく、現実の大自然を背景に演技が行われたことが、スケールの大きさにつながっています。
映像では数分で場面が切り替わっても、現実の移動では距離や道路事情、天候を考える必要があります。ウランバートル市街のロケ地と南ゴビの砂丘を、近所の観光スポットのように考えないほうがよいでしょう。
バルカの建物のすべてがモンゴルにあるわけではない
海外を舞台とする作品でも、警察署の内部やオフィスなどは日本国内で撮影することがあります。『VIVANT』も例外ではありません。TBS系列の報道では、第2話で登場するバルカ警察の捜査本部の撮影に、名古屋市の日本陶磁器センターが使われたと紹介されています。
つまり「バルカのシーン=すべてモンゴル」という見方も正確ではありません。屋外の壮大な風景と、国内の建物を組み合わせることによって、ひとつの架空国家が作られています。
ロケ地を探す場合は「バルカ共和国」という大きな地名だけで検索するより、「第何話」「登場した施設」「出演者がいた場面」を合わせて調べると、実際の撮影場所を見つけやすくなります。
バルカ共和国の言語は何語?モンゴルの文化との共通点と違い
現地の人たちの話し方や文字にも注目すると、バルカ共和国が現実の文化をどう取り入れているのかが見えてきます。ただし、言語が実在するからといって、国そのものまで実在するわけではありません。
作中の会話はモンゴル語が使われている
乃木や野崎がバルカで接する人々は、日本語以外の言語で会話します。この場面で使われているのは、単に架空の「バルカ語」を創作したものではなく、実際のモンゴル語です。
TBS NEWS DIGの出演者インタビューでは、アリ役の山中崇さんが、バルカ人でモンゴル語を話す役柄であることや、言葉の表現で工夫した点を語っています。発音や会話の間にも気を配っていたことがわかります。TBS NEWS DIGのインタビューも確認できます。
映像に字幕が出ると、視聴者はどうしても日本語の内容へ意識が向きます。しかし、会話の音にも耳を傾けると、バルカを単なる背景ではなく、人々が暮らす場所として感じられるかもしれません。
モンゴル語を使っていても「バルカの公用語」とは別問題
「登場人物がモンゴル語を話している」と「バルカ共和国が法律でモンゴル語を公用語に定めている」は、厳密には違う話です。少なくとも公開された一般的な公式作品資料だけから、架空国家の言語制度の詳細まで断定するのは難しいところです。
現実のモンゴル国については、外務省の基礎データで国家公用語がモンゴル語と示されています。モンゴルにはカザフ系住民なども暮らしており、国の実態はひとつの言語だけでは語りきれません。外務省・モンゴル国の基礎データで確認できます。
したがって、ドラマについて説明するなら「バルカの場面ではモンゴル語が使われている」という表現が最も誤解を生みにくいでしょう。架空国家の設定と実在する国の制度を分けておくことが大切です。
見た目が似ていても政治や宗教まで同じとは限らない
バルカでは民族や信仰の違い、内乱の傷跡などが物語の中で重要な意味を持ちます。そうした描写に、中央アジアの複雑な歴史を連想する人もいるでしょう。
ただし、劇中に登場するテロ組織や政府の不正、治安の悪化を、現実のモンゴル国の姿と結びつけて受け取るのは誤りです。俳優やロケ地がモンゴルだからといって、犯罪や内戦の設定まで現実を反映しているとはいえません。
むしろ作品では、実在する文化の雰囲気を借りながら、登場人物たちの運命に合わせて別の歴史が設定されていると見るほうが自然です。現実の国への関心と、フィクションとしての鑑賞を両立できます。
バルカ共和国の国家設定はなぜ重要?物語を動かす出来事を整理
バルカは美しい風景を見せるためだけの舞台ではありません。乃木の任務、別班とテントの衝突、ベキの過去といった物語の中心が、この国の設定と深く結びついています。
誤送金事件の行き先として登場し、乃木たちを結びつけた
物語の始まりでは、丸菱商事の乃木憂助が巨額の誤送金を調べるため、バルカ共和国へ向かいます。現地で爆発事件に巻き込まれた乃木は、疑いをかけられて警察に追われることになります。
この逃走劇で公安の野崎守、医師の柚木薫、ドラムなどと関係が生まれ、物語の方向が大きく変わります。異国の言葉が通じにくい状況、広い土地、簡単には越えられない国境は、登場人物を追い詰める要素として働きます。
もし最初の舞台が日本国内だったなら、言葉や外交上の事情が変わり、同じ緊張感を生み出すのは難しかったはずです。架空の外国で起きた誤送金事件だからこそ、視聴者は乃木と一緒に何が起きているのかを探る感覚を味わえます。
バルカ警察・日本大使館・政府がそれぞれ異なる立場にある
バルカでは、現地の警察官チンギスが乃木たちを追跡します。一方、乃木たちには日本の公安が関わり、日本大使館の人物も登場します。ひとつの事件であっても、誰が何を守ろうとしているのかが一致するとは限りません。
自国の法律で動く警察と、日本人を守ろうとする側、国家の利益を考える政治家。こうした立場の違いがあるため、同じ情報を持っていても選ぶ行動が変わります。国境を越える出来事に単純な正解がないことが、サスペンスの面白さにつながっています。
ただし、ドラマで描かれる大使館の対応や捜査の進め方を、現実の海外渡航時にそのまま期待してはいけません。作品内の演出と、実際の外交・警察の手続きは分けて考える必要があります。
内乱と孤児の問題がノゴーン・ベキの人物像を形作る
ベキは単純に悪事を企む人物として登場するわけではありません。バルカでの過去や家族との別離、孤児たちの救済が、その行動を理解するうえで重要になります。
テントの資金は、孤児院の建設や運営にも使われていました。組織が危険な活動に関わる一方で、保護を必要とする子どもたちを支えている。この矛盾が、視聴者に「テントをどう評価するべきか」という疑問を投げかけます。
もっとも、孤児を助ける目的があっても、他者を傷つける行為が正当化されるわけではありません。善意と犯罪が同居する構図によって、乃木が父親と向き合う難しさが際立っています。バルカの不安定な社会状況は、ベキの選択を説明する背景にもなっているのです。
地下資源のフローライトと土地買収が対立の中心になる
第1シーズン後半では、テントがバルカ国内の土地を買い集める理由が明らかになります。その土地には高純度のフローライト(蛍石)が眠っており、採掘による利益を人々の支援に使おうとしていたのです。
フローライトは現実にも存在する鉱物です。しかし、ドラマで描かれた鉱脈の位置や、テントによる大規模な土地買収は作品の設定であって、モンゴルの特定の土地で起きた事件を示すものではありません。
ここではバルカという国の地理が、単なる移動経路ではなく経済的な価値を持っています。「どの土地を誰が所有するのか」「資源の利益を誰に渡すのか」という対立は、人物の思惑を理解するための大切な材料です。
なぜ実在国ではなく架空のバルカ共和国にしたのか?考察
制作側が採用した理由のすべてを公式に説明しているわけではありません。それでも、物語と撮影の仕組みを見比べると、架空国家という設定が作品にもたらす効果を考えることができます。
現実の景色を使いながら独自の歴史や政治を描ける
『VIVANT』では日本企業、海外の銀行、警察、外交官、テロ組織など、現実にもあり得る要素が複雑に絡み合います。実在の国名をそのまま使うと、架空の事件まで現実の政府や社会に重ねて解釈されやすくなります。
バルカという独自の国を置けば、実際に撮影した広大な景色を生かしつつ、作中で必要となる内乱や政治的対立、資源問題を物語として設定できます。国の歴史を登場人物の過去に合わせて描ける点も、創作上の強みと考えられます。
これは「モンゴルに似た国だから現実にも同じ問題がある」という意味ではありません。バルカを架空の国家と理解することは、実在する国を不当に結びつけないためにも大切です。
架空の国だから視聴者も乃木と同じ目線で謎を追える
実在国が舞台なら、視聴者はその国の知識を手がかりに状況を想像できます。ところがバルカの政治や社会について、視聴者はほとんど情報を持っていません。
だからこそ、乃木が現地で少しずつ得る情報がそのまま国の輪郭を形作ります。警察は信用できるのか、テントの本当の目的は何なのか、なぜベキは人々に支持されるのか。視聴者は既存の知識に頼らず、登場人物の行動から答えを探すことになります。
現実の場所を撮影しているのに、そこに架空の地名と歴史を重ねる。この組み合わせが、見たことのない国を訪れたような感覚と、何が真実かわからない緊張感を両立させているのでしょう。
「モデルの国」を一つに決めつけないほうが作品を深く見られる
バルカをモンゴルそのものとみなすと、モンゴルの現実には存在しない制度や事件まで、同じものとして読んでしまう恐れがあります。また、国のイメージが強くなりすぎると、物語独自の設定を見落としかねません。
国のモデルを探す楽しみはありますが、「風景や言語はモンゴルと関係が深い」「地理や社会の設定は架空のもの」と二段階に分けると、より正確に理解できます。
そのうえで改めて視聴すると、街の映像に映る日常と、登場人物が語る内乱の歴史との対比にも気づけます。単に「どこで撮ったか」だけでは見えなかった、作品の世界観の作り方が浮かび上がってきます。
2026年のVIVANT続編でもバルカ共和国は実在しない?新ロケ地との関係
2026年に放送されている『VIVANT』第2シーズンでも、バルカ共和国は引き続き作品世界の架空の国です。新しい海外ロケ地が登場したことと、バルカが実在することは別の話です。
続編でもバルカと登場人物たちの関係は続いている
TBSの公式あらすじでは、第2シーズンは第1シーズンのラストから続く物語として紹介されています。乃木と弟ノコル、テントに関わる人物など、バルカと関係の深い登場人物の物語も続いています。
実際に、2026年8月放送分の公式あらすじには、乃木が「バルカにいる弟ノコル」を訪ねる展開が登場します。つまり、舞台が別の国へ広がったからといって、バルカの設定がなくなったわけではありません。
ただし、ここに登場する国名はあくまで作品中の呼び名です。第2シーズンに登場したからといって、実在する国家として扱われるようになったわけではありません。
第2シーズンの海外ロケ地はアゼルバイジャンやタイにも拡大
2026年10月1日付のTBS制作関係者へのインタビューでは、第2シーズンでアゼルバイジャンとタイにおける大規模なロケが行われたと紹介されています。第1シーズンのモンゴルとは異なる地域にも、撮影の範囲が広がっています。
それでも「続編のロケ地=バルカの新しいモデル」と決めつけるのは早計です。撮影された国が、劇中でどの国として描かれるかは、場面ごとに確認する必要があります。
また、サイドストーリー『チンギスーVIVANT THE ORIGIN STORYー』では、バルカが貧しかった時代の人物の背景も描かれています。制作側は日本での撮影で架空国家の世界観を再現する難しさについても話しています。TBS制作スタッフのインタビューを読むと、バルカが現実の一か所だけで成り立っているわけではないことがわかります。
バルカ共和国を訪れることはできる?旅行や地図検索での注意点
ドラマの風景を自分の目で見たい場合、バルカ共和国という国へ入国することはできません。しかし、モンゴルに実在する撮影場所を訪れることは可能です。行き先を選ぶ際には、架空の地名と実際の地名を分けましょう。
クーダンの街を見たいならウランバートルを調べる
街の風景を見たい人には、ウランバートルのロケ地情報が参考になります。スフバートル広場周辺など、ドラマで印象に残った都市の景色を実際に確かめられる場所があります。
ただし、ドラマで登場した「バルカ警察署」「日本大使館」などの看板や役割が現地に残っているとは限りません。撮影用に設置された装飾や、一時的に使われた施設の表示は、放送時と現在で違う可能性があります。
訪問先を決める際は、作品での名前よりも実際の施設名や住所を優先してください。私有地や通常は入れない建物もあるため、撮影に使われた場所だからといって自由に立ち入れるわけではありません。
砂漠を見たい場合は都市観光とは別の計画が必要
砂丘や荒野のシーンに憧れるなら、南ゴビ方面の撮影地が候補になります。ただし、都市部の観光と同じ感覚で移動できるとは限りません。距離が長く、交通手段や宿泊の手配、天候の確認が欠かせない地域です。
例えばホンゴル砂丘を訪ねたい場合、まず現在の現地交通とツアーの実施状況を確認するのが現実的です。過去にTBSと日本旅行が案内した企画があったからといって、その日程や料金が現在も有効とは限りません。
また、劇中の国境越えや砂漠の移動は、緊迫感を高めるための演出を含みます。現実の旅では、入国条件、移動手段、安全情報などを最新の公的機関や旅行会社の情報で確かめてください。
モンゴル旅行とバルカ共和国の世界観は分けて楽しむ
実際にモンゴルを訪れても、「バルカ共和国の政府」や「首都クーダン」という行政上の場所はありません。現地の人々は、もちろんドラマの中の設定ではなく、現実のモンゴルで生活しています。
一方で、画面に映った街並みや砂丘が現地にあるのも事実です。作品に登場した場所をたどる楽しみと、その土地の実際の文化や歴史に触れる楽しみは、両方持つことができます。
ドラマの印象だけで治安や国民性を判断せず、ロケ地としての魅力と実在する国としての姿をそれぞれ知ることが、より納得のいく見方につながります。
まとめ|VIVANTのバルカ共和国は架空、実際の舞台は主にモンゴル
『VIVANT』のバルカ共和国は実在せず、ドラマのために設定された架空国家です。首都クーダンも架空の地名ですが、街の場面にはモンゴルのウランバートル、砂漠の場面には南ゴビなどの実際の風景が使われています。
現地の会話にはモンゴル語が取り入れられている一方、バルカの内乱、政治、テントに関わる事件は作品独自の物語です。ロケ地のモンゴルと架空国家のバルカを区別することが、事実関係を理解するうえで大切です。
2026年の続編でもバルカの物語は続いています。現実の風景を使って生まれた架空の国だと知ったうえで見ると、乃木やベキが向き合ってきた社会や人々の描写にも、違った面白さを感じられるでしょう。
本記事は2026.10.16に取得した原稿を掲載しています。考察には筆者の解釈が含まれ、今後の展開を確約するものではありません。最新の作品情報はTBS公式サイトをご確認ください。誤りやお気づきの点はお問い合わせからお知らせください。