ドラマ『VIVANT』を見て、「バルカ共和国では何語を話しているの?」「架空の国だから言葉も作られたもの?」と気になった人は多いでしょう。乃木や薫が現地の人と話す言葉は、日本では聞き慣れない響きです。
結論からいうと、2023年放送の第1シーズンでバルカの現地語として中心的に使われるのは、実在するモンゴル語です。この記事では、架空国家なのにモンゴル語が使われる理由、登場人物の話し方、字幕と文字の特徴、2026年の続編との違いを整理します。会話に注目すると、人物同士の関係も違った角度から見えてきます。
この記事の目次
VIVANTのバルカは何語?答えはモンゴル語
第1シーズンのバルカ共和国で使われる主な現地語はモンゴル語です。国名は架空でも、日常会話のためにゼロから作られた言語ではありません。
架空の「バルカ語」ではなく実際にある言語
バルカ共和国は『VIVANT』の舞台となる架空の国家です。そのため、現地で聞こえる会話まで独自に作られた「バルカ語」だと思うかもしれません。しかし、主要な現地語は現実のモンゴルで使われるモンゴル語です。
このことを裏付けるのが、アリを演じる山中崇さんのTBSでの発言です。山中さんは、アリはバルカ人でモンゴル語を話すという設定だと明かしています。国の名前だけを借りているのではなく、俳優が実際の外国語で演じているわけです。
したがって「バルカの人たちは何語で話している?」という問いには、まず「モンゴル語」と答えれば十分です。ただし、『VIVANT』全体の使用言語がモンゴル語だけという意味ではありません。
モンゴル語はどこで使われている?
モンゴル語は、実在するモンゴル国の公用語です。日本人にとっては英語ほど耳にする機会が多くないため、ドラマを見て初めてその響きを意識した人もいるでしょう。日常のやり取りから感情を込めた呼びかけまで、幅広く使われる生きた言葉です。
映画やドラマでは、架空の土地を描くためにオリジナルの言葉を作る場合があります。けれども『VIVANT』は、実在する言語を使って架空の国に生活感を与える方法を採っています。背景の街並みと音声が合わさることで、視聴者は遠い土地の出来事として受け止めやすくなるのです。
モンゴルの公用語については、日本の外務省によるモンゴル情報でも確認できます。
日本語やほかの言葉も出てくるのはなぜ?
作品には日本企業の関係者や公安警察、国際的な組織の人々が登場します。そのため、日本人同士では日本語を使い、現地の人物と話す際にはモンゴル語が聞こえるなど、相手によって言語が変わります。
「バルカの主な現地語」と「作品全体で登場する言語」は分けて考えてください。ほかの国の関係者が会話に加わる場面まで、すべてをモンゴル語だと断定する必要はありません。
海外を舞台にした作品でありながら、日本語だけに統一しないところが『VIVANT』の特徴です。誰がどの言語で話しかけるのかによって、その人物が置かれている立場も自然に伝わってきます。
バルカ共和国は実在する?モンゴルとの違い
言語がモンゴル語なら、バルカも実際のモンゴルなのではないかと考える人もいるでしょう。しかし、舞台の設定と撮影した国は同じではありません。
バルカは架空の国家で首都はクーダン
バルカ共和国は、物語のために設定されたフィクションの国家です。劇中の首都はクーダンですが、現実のモンゴル国の首都はウランバートルです。ドラマで描かれる国家の名称や歴史を、そのまま現実の地理に当てはめることはできません。
バルカでは資源、外国企業、複雑な政治や組織の問題が物語と結びつきます。しかし、ドラマの事件がそのままモンゴルで起きたという意味ではありません。見ている風景に現実の場所が使われていても、背景となる国家の制度や事件は別に考える必要があります。
この違いを理解すると、国名が架空なのに言葉だけは本物という、一見不思議な設定にも納得できます。
バルカの街と砂漠はモンゴルで撮影された
2023年の第1シーズンでは、大規模なモンゴルロケが行われました。バルカの首都クーダンの場面にはウランバートルの街が使われ、砂漠の場面にもモンゴルの風景が登場します。TBSはロケ地企画でも、これらの撮影地を紹介しています。
2023年放送の『世界ふしぎ発見!』では、『VIVANT』の撮影地がモンゴルであることがTBSの番組紹介にも明記されています。映像だけを合成した架空世界ではなく、実際の街や自然を取り込んでいるのです。
だからこそ、そこに響くモンゴル語に説得力があります。映像と音が同じ地域の文化を背景にしていると、架空の国家でも住民の暮らしがあるように感じやすくなります。
モンゴルだけをモデルにした国と言い切れる?
言語と撮影地がモンゴルだからといって、「バルカ共和国はモンゴルをそのまま別名で呼んだ国」とは言えません。ドラマには周辺地域を連想させる地理や複数の文化を背景にした設定があり、実在の国を忠実に再現しているわけではないからです。
架空の国家なら、物語に必要な歴史や国際関係を自由に設定できます。一方、言語や風景に現実の要素を残せば、何もかも作り物という印象にはなりません。現実と創作を組み合わせている点がバルカの特徴でしょう。
視聴するときには「モデルになった要素は何か」と「実際のその国がどうか」を混同しないことが大切です。背景を知る楽しさはありますが、フィクションの設定を現実の国への評価に結びつける必要はありません。
VIVANTでモンゴル語を話す登場人物は誰?
同じ外国語を使っていても、登場人物によって話す目的は異なります。相手に通じるように話す人、現地で暮らしてきた人、機械の音声を使う人を比べると、人物像がより立体的に見えます。
乃木憂助はバルカの人々と現地語でやり取りする
堺雅人さんが演じる乃木憂助は、バルカで行動する中で現地の言葉を使います。海外で仕事をする商社マンという立場から考えても、外国語によるやり取りができること自体は不思議ではありません。
注目したいのは、話し方が場面や相手によって違って聞こえることです。モンゴル研究者の島村一平さんは、乃木の話し方に流暢な場面と片言に感じる場面があると指摘しています。これは単なる発音の点数ではなく、役柄の見せ方として考察できる部分です。
ただし、語学が得意だから特別な秘密を持っているとまでは言えません。相手への態度や判断の速さと合わせて観察することで、言語も人物を読み解く手掛かりになります。
柚木薫のモンゴル語には生活してきた背景が表れる
二階堂ふみさん演じる柚木薫は、バルカで医療に携わっていた人物です。現地の人々と接する仕事ですから、相手に通じる言葉で話すことは人物設定に合っています。外国語の披露よりも、日々の生活や仕事を表現するための会話と見ると自然です。
島村さんは、薫のモンゴル語の発音がネイティブに近く感じられるほどきれいな場面があると評価しています。研究者の所感であり、すべてのセリフを採点したものではありませんが、演技の細部に注目した興味深い見方です。
薫の会話を見返すなら、発音だけでなく声の強さや相手に向ける表情にも注目してください。相手を安心させたいのか、急がせたいのか。言葉の意味が聞き取れなくても、意図が伝わってくる場面があります。
アリとチンギスはバルカ側の人物として話す
アリはバルカ出身の人物で、演じる山中崇さんはモンゴル語と日本語を使う際の自然さを意識したと語っています。日本語があまりに流暢でも、逆に不自然にたどたどしくても、人物の生活背景に合わなくなる場合があるからです。
一方、チンギスを演じるバルサラハガバ・バタボルドさんはモンゴルの俳優です。バルカの警察官という人物に、現地の俳優による動きや話し方が組み合わさることで、ドラマの中に異国の空気が生まれています。
二人は役割も考え方も異なりますが、バルカを訪れた日本人ではないという点が共通します。同じモンゴル語でも、誰の立場から発せられた言葉かで響きが変わって見えるのです。
ドラムの日本語音声はスマホによる表現
富栄ドラムさんが演じるドラムは、スマートフォンの音声で意思を伝える人物として人気を集めました。あの日本語音声を担当しているのは声優の林原めぐみさんで、TBSの公式案内でも紹介されています。
画面から日本語が聞こえるため、ほかの人物が話すモンゴル語と混同しやすいかもしれません。しかし、聞こえる日本語は機械を介した表現であり、ドラムがそのまま日本語で発声しているわけではありません。
また、翻訳機を使うことだけから、ドラムが特定の言語をまったく理解できないと結論づけるのも避けたいところです。表情や身ぶりと機械音声が組み合わさった、人物を印象づける演出として見ることができます。
バルカで使われるモンゴル語はロシア語に似ている?
『VIVANT』では、音声だけでなく街の文字も異国らしさを感じさせます。ロシア語のような文字を見て、バルカではロシア語を使っていると思った人もいるでしょう。
モンゴル国ではキリル文字が使われている
モンゴル国のモンゴル語の表記には、キリル文字が広く使われています。これはロシア語を書くときにも使われる文字体系です。そのため、モンゴル語で書かれた表示がロシア語のように見えることがあります。
ただし、同じ文字を使うことと、同じ言語であることは別です。英語とフランス語がどちらもアルファベットを使っていても別の言語なのと同様に、モンゴル語とロシア語にも違いがあります。
モンゴル語のキリル文字にはロシア語にない文字も含まれるため、文字の形だけで決めつけることはできません。劇中に登場する看板を読む場合にも、見た目の印象だけではなく実際の綴りを確認する必要があります。
伝統的な縦書きのモンゴル文字もある
モンゴル語には、縦方向に連なる伝統的なモンゴル文字も存在します。モンゴル語が必ずキリル文字だけで書かれるわけではありません。現在のモンゴル国の日常生活ではキリル文字が広く見られるため、ドラマの背景と結びつけて考えると理解しやすいでしょう。
また、ドラマ内のすべての表示が、現実のモンゴルの看板をそのまま映したものだとは限りません。架空国家に合わせた撮影用の装飾や地名が含まれる可能性もあるからです。
「話しているのは何語か」「何文字で書かれているか」「看板が何を意味するか」の三つを分けると、言語についての疑問はずっと整理しやすくなります。
モンゴル語とロシア語を簡単に整理
混同しやすいポイントを表にすると、次のようになります。特に重要なのは、文字の共通点から話し言葉まで同じだと思わないことです。
| 気になる点 | 答え |
|---|---|
| バルカの主な会話 | モンゴル語 |
| バルカ共和国は実在? | 架空の国家 |
| モンゴル語に使う文字 | キリル文字、伝統的なモンゴル文字など |
| モンゴル語とロシア語 | 別々の言語 |
| ロケ地の中心 | 2023年の第1シーズンはモンゴル |
ロシア語に似た字が出てきても、バルカの現地語がロシア語だという証拠にはなりません。人物が発する声と周囲の設定を合わせて見ることが大切です。
VIVANTの外国語セリフと字幕は同じ意味?
モンゴル語だとわかったら、次は実際に何と言っているか気になるかもしれません。ただし、字幕と音声の関係には注意が必要です。
字幕は一語ずつの直訳とは限らない
外国語のセリフを日本語字幕にするときは、短い時間で読みやすいように文章を整える場合があります。原語では遠回しな言い方でも、場面の意図が伝わるよう簡潔な日本語にすることがあるのです。
『VIVANT』のモンゴル語のセリフを扱う語学解説でも、実際の言葉と字幕の表現が一対一に対応していない例が紹介されています。すぐに誤訳と決めつけるのではなく、映像作品としての字幕の役割も考えてみるとよいでしょう。
物語を理解するには字幕を基準にし、言葉そのものを学ぶときは原文を別に確認する。この使い分けをすれば、ドラマも語学も無理なく楽しめます。
会話を聞き取るときは短い表現に注目する
最初から長いセリフを聞き取ろうとすると難しく感じられます。人物の名前を呼ぶ部分や、短い返答、疑問を投げかけるときの声の調子など、区切りがわかりやすい部分から聞くのがおすすめです。
声の上がり下がりや、相手の反応を見るだけでも、会話の緊張感は伝わります。字幕を読んだあとで同じ場面を聞き直すと、どのタイミングで質問や命令が行われたかが見えてくることもあります。
なお、聞こえた音をカタカナに直しても、正確なモンゴル語の綴りになるとは限りません。外国語として調べたい場合は、音声だけでなく文字で確認できる資料も利用してください。
モンゴル語を学ぶと『VIVANT』がもっと面白くなる?
モンゴル語を学び始めたばかりの人でも、短い呼びかけや繰り返し現れる単語に気づく場合があります。自分の耳で聞き取れる言葉が増えると、字幕だけを追っていたときと違う楽しみが生まれるでしょう。
ただし、ドラマの緊迫した場面には命令や強い表現も登場します。覚えた言葉をそのまま日常会話で使うと、不自然な言い方になる可能性があります。丁寧さや使う場面まで確かめることが大切です。
劇中のモンゴル語については、セリフの原文と語彙を示す学習向けの解説もあります。非公式の資料は表記や聞き取りに揺れがあり得るため、疑問が残る表現は複数の資料で確認すると安心です。
モンゴル語を話す俳優はすごい?言語指導と演技の工夫
慣れない外国語で自然に演じることには、単語を暗記するだけでは済まない難しさがあります。『VIVANT』ではセリフの言語も演技の一部になっています。
セリフを覚えるだけでなく自然に話す練習が必要
外国語を使う場面では、発音を再現することに加えて、相手との距離やその場の感情が伝わる話し方も重要です。逃亡中の緊張した会話なのに、教科書を読むような口調になってしまっては、作品の雰囲気から浮いてしまいます。
ドラム役の富栄ドラムさんは、共演者がモンゴル語の先生に何度も確認しながらセリフを練習していたと語っています。撮影直前に言い回しが変わり、覚え直すこともあったそうです。
こうした準備を知ると、短い会話でも俳優がどれだけ細部を意識していたか想像できます。外国語の音を出しているだけでなく、役柄の気持ちをその言葉で伝えようとしているわけです。
発音の上手下手だけでは評価できない
「日本人キャストの中で誰がいちばん流暢だった?」という疑問には、一つの正解があるとは限りません。視聴者の聞こえ方は人によって違いますし、母語話者や研究者の評価とも一致しない場合があるからです。
たとえば薫の発音が自然だという評価と、乃木が相手に合わせて話し方を変えているように見えるという評価は、両立します。どちらも役柄の違いを考えるための材料になります。
一場面だけを取り出して「発音が変だから失敗」と判断するより、人物がそこでどんな立場を演じているのかに目を向けるほうが、ドラマを深く楽しめるでしょう。
現地の俳優がいることで会話の雰囲気が変わる
バルカの人物をモンゴルの俳優が演じることには大きな意味があります。現地の警察官や住民が登場する場面で、日本人だけが外国語を話すのではなく、さまざまな人物が同じ世界の中で生活しているように見えるからです。
言葉が通じる人物と、表情や周りの反応から状況を理解しようとする人物が同じ場にいると、会話そのものに緊張が生まれます。字幕で意味がわかっている視聴者と、会話を理解していない登場人物の間に差ができる場合もあります。
そのような場面では、言語の種類だけでなく「誰が何を理解しているか」を意識すると、情報をめぐる駆け引きが見えやすくなります。
バルカの言語を知ると深まる『VIVANT』の考察
モンゴル語は、単に撮影地を説明するための要素ではありません。どんな相手に何語で話すかという選択も、人物の行動を読み取るヒントになります。
言葉を使い分けることで人物の立場が見える
日本語で話していた人物が現地の人にモンゴル語で声をかけると、場面の空気が変わります。日本から来た訪問者でありながら、その土地の人々と直接交渉できるという印象が生まれるからです。
ただし、外国語が話せることだけを秘密の証拠と考えるのは早すぎます。海外勤務の経験や生活環境によって、外国語を使える人は珍しくありません。重要なのは「どういう状況で、誰に向けて、何を伝えたか」です。
その人物が相手の立場に合わせた言葉を選んでいるのか、それとも距離を置いているのか。発言の内容以外にも注目すると、会話に違った意味が見えてきます。
同じ言葉を使えても信頼関係があるとは限らない
『VIVANT』では、ある人物が本当に信用できるのかが物語の緊張を生みます。同じモンゴル語で会話できれば意思疎通はしやすくなりますが、気持ちや目的まで理解できるとは限りません。
話している内容が正しくても、重要な情報を隠している可能性があります。逆に、言葉がうまく通じなくても、行動によって相手を守ろうとする気持ちが伝わることもあります。
「言葉が通じる=味方」とは言い切れない点に、サスペンスらしい面白さがあります。言語は信頼を確かめる唯一の基準ではなく、表情や行動と合わせて考える材料の一つです。
ドラムの翻訳機が印象的な理由
他の登場人物が外国語を駆使する中、ドラムはスマホの音声を用いて存在感を示します。伝えるまでに少し間が生じることや、表情と機械の声が組み合わさることが、人物の個性になっています。
言葉を直接話さなくても、しぐさや行動で相手とのつながりを示せる点も興味深いところです。乃木や薫が自分の声で会話するのとは別の方法で、ドラムは意思を伝えています。
この違いを見比べると、『VIVANT』が単に外国語を多用する作品ではなく、言葉が通じることと相手を理解することの違いも描いている、と考えることができます。
2026年のVIVANT続編もバルカと同じ言語?
2026年の第2シーズンについて調べている人は、2023年のバルカの言葉と混同しないようにしましょう。続編では海外での撮影地域も広がっています。
2023年と2026年では主な海外ロケ地が違う
第1シーズンはモンゴルで大規模な撮影が行われました。これに対し、2026年の第2シーズンについてTBSはアゼルバイジャンやタイでのロケを紹介しています。物語は前作のラストシーンの直後からつながっていますが、描かれる場所は広がっています。
だからといって、第2シーズンの外国語がすべてモンゴル語から別の一言語に切り替わるわけでもありません。どの国の人がどこで話しているのか、場面ごとに確かめる必要があります。
ロケ地だけから言語を断定することも避けたいところです。たとえばアゼルバイジャンで撮影した場面でも、劇中でその土地以外の人物が会話している場合はあり得ます。
「バルカの言語」という質問の答えは変わらない
続編に新しい国や人物が登場しても、「2023年のバルカ共和国で話されていた主な現地語は何か」という答えはモンゴル語のままです。検索するときも、第1シーズンのバルカと続編の新しい舞台を分けると情報が整理しやすくなります。
第2シーズンについては2026年10月時点で放送が続いているため、未放送部分の言語や新たな設定を確定事項として扱わないことも重要です。断片的な感想だけで、登場人物の出身や国の公用語を決めつけるのは避けましょう。
作品の最新情報はTBSの『VIVANT』公式サイトから確認できます。
チンギスのサイドストーリーにも注目
2026年には、チンギスの過去に焦点を当てた『チンギス―VIVANT THE ORIGIN STORY―』についてもTBSが案内しています。バルカの警察官として登場した人物の歩みを描くサイドストーリーです。
バルカが気になる人には、本編で強く印象に残った警察官の背景を知る機会になります。会話だけでなく、その土地でどう生きてきたのかという視点を持つと、現地の人物への見方も広がるでしょう。
ただし、本編と関連作品のすべてのシーンが同じ言語で進むと決めつけず、登場人物と場面の設定を確認するのが適切です。
VIVANTのバルカについてよくある疑問
最後に、バルカの言語を調べるときに混同しやすいポイントを確認します。言葉、文字、国家、俳優の発音を分けて考えると理解しやすくなります。
バルカ語の辞書や翻訳アプリはある?
第1シーズンの現地語を調べたい場合は、「バルカ語」ではなく「モンゴル語」で探すのが基本です。モンゴル語対応の辞書や翻訳サービスで、劇中に出てきた単語の意味を調べる手掛かりを得られます。
ただし、架空の地名や組織名は普通の辞書では見つからないことがあります。翻訳アプリで結果が出ないからといって、セリフ全体が架空言語だということにはなりません。
また、カタカナで聞き取った音を入力すると、違う単語として処理される場合もあります。可能ならモンゴル語の綴りを確認する方法がおすすめです。
ロシア語や中国語がバルカの公用語なの?
周辺地域を思わせる国家設定や、キリル文字のような表示からロシア語などを連想することはあります。ただし、劇中で主に使われている現地語を一つ挙げるならモンゴル語です。
現実のモンゴル語とロシア語は別の言語ですし、架空のバルカの公用語制度まで、現実の国と同じだと推測する必要はありません。劇中に複数の文化を連想させる要素があっても、言語の正体についての結論は変わりません。
特定の場面の言葉が気になるなら、誰が誰に話しかけているかと、字幕の内容を合わせて確かめると判断しやすくなります。
モンゴル語の発音が違って聞こえるのはなぜ?
日本人の俳優とモンゴルの俳優では、話す際の音やリズムが違って聞こえることがあります。外国語の習熟度、人物の背景、感情のこもった話し方など、さまざまな要因が考えられます。
ただし、すべての違いが演出上の意図だと決めつけることもできません。俳優は現地語の指導を受けながら演技しており、発音の評価には母語話者の視点も関係します。
声の聞こえ方だけを点数化するより、人物がどんな気持ちで話しているかを見ると、セリフの自然さやドラマの緊迫感を味わいやすいでしょう。
まとめ|VIVANTのバルカはモンゴル語と覚えればOK
『VIVANT』のバルカ共和国で中心的に話されているのはモンゴル語です。バルカは架空の国ですが、言葉は実在するものを使っています。第1シーズンがモンゴルで撮影されたことや、現地の俳優が登場することも、この設定を自然に感じさせる要素です。
ロシア語に似た文字があっても、モンゴル語とロシア語は別の言語です。日本語字幕は内容をつかむためのものと考え、セリフの原語を知りたいときはモンゴル語の資料で確認しましょう。
2026年の続編では舞台が広がっているため、ほかの地域の言語と混同しないことも大切です。第1シーズンを見返すなら、人物が誰に何語で話しているのかを意識すると、言葉だけでは見えなかった関係にも気づけるかもしれません。
本記事は2026.10.16に取得した原稿を掲載しています。考察には筆者の解釈が含まれ、今後の展開を確約するものではありません。最新の作品情報はTBS公式サイトをご確認ください。誤りやお気づきの点はお問い合わせからお知らせください。