ロケ地・モデルとなった場所

VIVANTのシャキ城ロケ地はどこ?アゼルバイジャンのキャラバンサライと実在の城の違い

『VIVANT』第2シーズンに登場するシャキ城。別班員が拘束され、乃木たちが救出に向かう重要な場所だけに、「シャキ城のロケ地はどこ?」「本当に存在するお城なの?」と気になった人も多いのではないでしょうか。

結論からいうと、別班員5人の拘束シーンが撮影されたのは、アゼルバイジャンの古都シェキにある「キャラバンサライ」です。ただし、ドラマに登場するシャキ城と、現実にあるシェキ城塞は同じ建物ではありません。公式に確認された撮影場所から、名前が似た史跡との違い、劇中の暗号や現地の訪ね方まで整理します。

この記事の目次
  1. VIVANTのシャキ城ロケ地はどこ?シェキのキャラバンサライが撮影場所
  2. シャキ城は実在する?ドラマの城と現実の史跡は別物
  3. キャラバンサライはどんな建物?シャキ城らしさを生んだ特徴
  4. VIVANTでシャキ城はいつ登場した?第14話から第20話までの流れ
  5. シャキ城の外観やオルコ村もすべて同じロケ地なの?
  6. シャキ城のロケ地へ行ける?シェキ訪問の考え方
  7. シャキ城ロケ地を知ってからVIVANTを見ると面白いポイント
  8. まとめ|VIVANTのシャキ城ロケ地はシェキのキャラバンサライ

VIVANTのシャキ城ロケ地はどこ?シェキのキャラバンサライが撮影場所

『VIVANT』第14話で別班員5人が拘束されていた場面のロケ地は、アゼルバイジャン北西部の都市シェキにあるキャラバンサライです。これは推測ではなく、番組公式が撮影の裏話として公表した情報です。

ドラマに出てくる城の名前と、現地で訪れるべき施設名が異なることを最初に押さえておくと、地図で探すときにも迷いにくくなります。

番組公式が第14話の撮影地を明かしている

2026年8月22日、日曜劇場『VIVANT』の公式Xは、第14話で姿を現した5人の別班員のシーンについて、アゼルバイジャンのシェキにあるキャラバンサライというホテルで撮影したことを紹介しました。8月16日放送の第14話で印象に残った、黒須らが過酷な状態で拘束されている場面です。

公式投稿では、かつてシルクロードを通った商人やラクダを受け入れた施設であり、現在も宿泊できることが説明されています。緊迫した映像とは対照的に、撮影現場には多くの猫がいたというエピソードも明かされました。

そのため「別班員の拘束場面を撮った場所はどこか」という問いに対しては、シェキのキャラバンサライと答えるのが最も確実です。公式発表を紹介したMANTANWEBの記事でも同じ内容が確認できます。

場所はアゼルバイジャン北西部の古都シェキ

シェキは、アゼルバイジャンの首都バクーから北西へ離れた、大コーカサス山脈の南側に位置する歴史都市です。Sheki、Shaki、Şəkiなど複数の表記が使われ、日本語でも「シェキ」「シャキ」と書かれることがあります。

街は古くから交易の拠点として栄え、石畳の道、伝統家屋、宮殿、商人向けの宿泊施設が残っています。2019年には「シェキの歴史地区とハーンの宮殿」がユネスコ世界遺産に登録されました。

なお、世界遺産に登録されているのは歴史地区とその文化的な景観です。キャラバンサライだけが独立して「シャキ城」という名前で登録されているわけではありません。旅行のために場所を調べる際は、都市名と施設名を分けて検索すると正確です。

探すなら「Upper Caravanserai」「Yuxarı Karvansaray」

現地の観光案内で使われる名称は「Upper Caravanserai(アッパー・キャラバンサライ)」や「Yuxarı Karvansaray(ユハリ・キャラバンサライ)」です。「上の隊商宿」という意味合いの呼び方で、歴史地区の中にある施設を指します。

キャラバンサライとは、旅をしていた商人が泊まり、品物や家畜を休ませるための宿泊施設のことです。城というより、厚い壁で囲まれた大きな宿に近い建物です。

地図アプリで「Shaki Castle」とだけ入力すると、シェキの城塞やハーン宮殿が表示される場合があります。第14話の拘束シーンを見たくて訪ねるなら、キャラバンサライの名称で探してください。ただし、ホテルとして使われている部分への立ち入り条件は現地で確認する必要があります。

シャキ城は実在する?ドラマの城と現実の史跡は別物

ややこしいのは、劇中の「シャキ城」と名前が似た歴史的な建造物が、現実のシェキにも存在することです。両者は名前の印象が似ていますが、所在地、役割、建物の外観が一致するわけではありません。

ゴルバド共和国のシャキ城は物語上の設定

ドラマのシャキ城は、架空の国家ゴルバド共和国にある古城として描かれています。オルコ村の近く、険しい地形に守られた場所にあり、中国の秘密諜報組織シンシーが別班員の監禁に利用しています。

劇中では1583年に建設された城という説明もありますが、この年号を現実のキャラバンサライの築造年だと受け取ってはいけません。あくまでもドラマの世界におけるシャキ城の設定です。

つまり、作品に出てきた収容施設や山上の城を、そのまま一棟の史跡として見つけられるわけではありません。実在の街や建築物を素材に、独自の国家と地形を物語の中に作り上げていると捉えると、ロケ地情報の食い違いも理解しやすくなります。

シェキ城塞とハーン宮殿は本当に存在する

一方、現実のシェキには「シェキ城塞」と呼ばれる歴史的な区域があります。その中には、シェキ・ハーン宮殿をはじめとする文化施設が残っています。アゼルバイジャンの観光当局は、城塞を旧シェキ・ハーン国の重要な拠点として紹介しています。

ハーン宮殿は色鮮やかな装飾や、釘や接着剤を使わず組み上げられた伝統的なステンドグラス「シェベケ」で知られています。巨大な山城や監禁施設とは、建築の性格も見た目も違います。

ここで見落としやすいのが、実在する城塞の存在は、ドラマのシャキ城そのものが実在する証拠にはならないという点です。ロケ地のキャラバンサライも城塞の外にあります。名前が似ているというだけで、すべてを同じ場所として紹介するのは正確ではありません。

劇中の位置座標を現実の地図で探すとどうなる?

第16話では、野崎が乃木へ別班員の居場所を知らせるために仕込んだ暗号が明らかになります。送金額と円周率の「π」に関する手掛かりを組み合わせて、目的地の座標を割り出す展開です。

劇中で示されたシャキ城の位置として紹介される北緯39.5840674度、東経50.2654824度を現実の地図に入力すると、アゼルバイジャン北西部のシェキではなく、カスピ海上の地点になります。シェキ歴史地区の緯度・経度とは大きく異なります。

これは地図の誤差ではなく、劇中のゴルバド共和国と実際のアゼルバイジャンが同じ地理ではないためです。座標が示す場所へ旅行すればロケ地に着く、という使い方はできません。

劇中座標、実在するシェキ城塞、撮影に使われたキャラバンサライは、それぞれ別のものです。現実のロケ地を探す場合は、作品内の座標ではなく「Sheki Upper Caravanserai」を目印にしてください。

キャラバンサライはどんな建物?シャキ城らしさを生んだ特徴

キャラバンサライが印象的なのは、単に古い建物だからではありません。大きな中庭と回廊を囲む石造りの構造が、ドラマの緊迫した場面にもよく合っています。

もともとはシルクロードの隊商宿

シェキは絹の生産と交易で繁栄した街です。商人が遠方から行き来するには、荷物を保管し、人や動物が安全に休める場所が必要でした。キャラバンサライは、そうした旅のために設けられた施設です。

撮影地として知られるアッパー・キャラバンサライは18世紀の建築で、街の観光案内でも歴史的な隊商宿として紹介されています。石の壁、アーチ状の通路、内側に開けた中庭などが特徴です。

昔の隊商宿がドラマの舞台になったことには面白さがあります。人や情報が国境を越えて行き交った歴史を持つ場所が、現代のスパイ同士の情報戦を描く映像の背景になっているためです。これは歴史と物語を重ねた見方ですが、建物の存在感が場面に説得力を与えていることは感じられます。

拘束シーンの中庭は実在の建築空間

第14話では、黒須たち5人が捕らえられているという厳しい状況が映し出されました。周囲を石造りの建物が囲む中庭は、外へ逃れにくい閉鎖空間のように見え、場面の緊張感を高めています。

ところが現実のキャラバンサライは、旅人を迎えてきた宿です。ドラマで描かれた拷問や監禁のための施設ではありません。映像の中の冷たい印象と、現地での歴史的な役割は大きく異なります。

建物自体を知ったうえで場面を見直すと、別の面白さがあります。撮影で使われた本物の回廊や中庭の質感があるからこそ、架空の国に存在する城の場面にも現実味が生まれるのでしょう。

現地ではホテルとしての顔も持つ

番組公式の説明によれば、撮影に使われたキャラバンサライには現在も宿泊できます。アゼルバイジャンの観光案内でも、アッパー・キャラバンサライはホテルとして機能し、お茶を楽しめる場所として紹介されています。

ただし、建物全体が自由に見学できるとは限りません。ホテルの宿泊エリア、客室、利用者専用の空間と、一般来訪者が立ち入れるエリアが分かれていることも考えられます。ドラマと同じ位置から必ず撮影できると期待するのは避けた方がよいでしょう。

公式Xが紹介した猫の多い撮影現場というエピソードも、この場所の意外な一面です。劇中の恐ろしいイメージだけでなく、長く人の往来を支えてきた建物として見ると、ロケ地への興味も広がります。

VIVANTでシャキ城はいつ登場した?第14話から第20話までの流れ

シャキ城は、一度だけ背景として映る場所ではありません。第2シーズンの別班奪還作戦をつなぐ中心的な舞台として描かれています。以下は2026年10月11日放送の第20話までの内容を含みます。

第14話で黒須ら5人の拘束場所が映し出される

第14話では、行方が分からなくなっていた黒須駿を含む別班員たちが、過酷な状況に置かれていることが明らかになります。黒須に加え、高田明敏、和田貢、廣瀬瑞樹、熊谷一輝の姿が登場し、事態の深刻さが一気に伝わりました。

この時点では救出対象が生きているという事実自体が重要で、建物の全貌や救出方法が明らかになっていたわけではありません。むしろ、周囲を囲まれた中庭の映像によって、別班員を取り戻すことの難しさが伝わる構成でした。

ロケ地のキャラバンサライが公式に紹介されたのは、この回の放送後です。そのため、現実の建物を確認しながら第14話を振り返ると、映像に映る柱や回廊がどのように使われているのかにも目が向きます。

第16話では野崎の「π」暗号から場所が浮かび上がる

第16話の見どころは、野崎守が仕込んだ情報の伝え方です。敵の監視下にある野崎は、普通の文章で連絡できません。そこで、東条に送られた不自然な金額と、円周率を連想させる手掛かりが、乃木へ向けたメッセージとして機能します。

乃木はその意味を読み解き、別班員のいる場所へ迫ります。敵の側でも同じ「シャキ城」という情報が別経路から見つかり、秘密の連絡は安全ではなくなっていきます。

この場面で印象的なのは、金額が単なる報酬ではなく位置情報を伝える道具になっていた点です。別班の救出という行動に移る前に、情報を届けること自体が危険な作戦だったとわかります。地図上の城を探すだけでは味わえない、『VIVANT』らしい駆け引きです。

第18話から第19話では城の攻略と周辺の村が重要になる

第18話では、シャキ城の内部を想定した模型が登場し、乃木たちが突入訓練を行います。食堂の店主が持ち込む食事の機会を使って城内の情報を集めたという設定もあり、敵の施設へ近づくことの難しさが描かれています。

続く第19話では、城へ向かう道と、その手前にあるオルコ村が作戦の障害になります。乃木の弟ノコルは村人の協力を得ようと動き、シンシー側の監視をどう突破するかが焦点になりました。

城だけではなく、道路、村、通信設備まで含めて作戦が成立することに注目すると、地理的なスケールが見えてきます。建物の中で敵に勝つだけでは助けられないという設定が、奪還作戦をより難しくしています。

第20話の奪還成功で城は物語の大きな転換点に

2026年10月11日放送の第20話では、乃木たちがシャキ城に潜入し、シンシー兵士や仕掛けられた警備を突破しながら拘束場所へ向かいます。赤外線センサーなど、事前の訓練だけでは対応しきれない障害も現れます。

その末に、乃木たちは別班員を城から助け出すことに成功しました。ただし、城を脱出できたことと、安全に帰国できることは同じではありません。奪還後にも追跡や通信の問題が残り、危険な状況は続きます。

シャキ城という場所を振り返ると、仲間を閉じ込める敵の拠点から、協力して奪還を果たす場所へと意味が変わっています。建物そのもの以上に、その内外で誰がどのような判断をしたかが、物語の重要な部分だと考えられます。

シャキ城の外観やオルコ村もすべて同じロケ地なの?

ドラマに映った「シャキ城周辺の景色」を、すべてキャラバンサライ一カ所で撮影したと考えるのは早計です。公式に確認できる場面と、ロケ地紹介サイトが映像から推定している場所を分けて考える必要があります。

キャラバンサライについて確実なのは第14話の公式情報

番組公式が具体的に説明しているのは、第14話の別班員5人のシーンです。その後のシャキ城内の場面についても、回廊や中庭が同じ施設に似ているというロケ地情報がありますが、画面に見える場所をすべて公式が個別に特定したとは限りません。

映像制作では、実際の建物、別の撮影場所、セット、美術、合成映像を組み合わせることがあります。ただし、本作のシャキ城でどのカットがどの手法だったかは、公式の説明がないものまで断定できません。

したがって、「第14話の拘束シーンはキャラバンサライで撮影」と「シャキ城のすべての映像がキャラバンサライ」という二つの言い方は、同じではないのです。

オルコ村の石畳はラヒジとするロケ地情報もある

シャキ城へ続く村として登場する「オルコ村」の街並みについては、アゼルバイジャンのラヒジ(Lahij、Lahıc)という村を撮影地として挙げるロケ地紹介サイトがあります。古い石畳の道と伝統的な建物が残ることで知られる地域です。

また、山地にある集落の遠景については、ヒナルグ(Khinalig)周辺と照合する情報もあります。ただし、これらは放送映像と現地の景観を比べた情報であり、キャラバンサライについての公式発表と同じ確実さで扱うべきではありません。

アゼルバイジャンの観光案内でもラヒジはシェキとは別の訪問先として紹介されています。ドラマの中ではつながって見える街と城が、実際には離れた地域にある可能性を理解しておくと、現地での行程を立てやすくなります。

なぜ一つの国や城に見えるのかを考察

『VIVANT』のように架空の国を舞台にした作品では、現実に存在する複数の街並みを組み合わせて、一つの地域として見せることができます。古い石壁、山並み、細い道など、風景の雰囲気が近ければ、視聴者は自然に同じ土地の景色として受け取ります。

シャキ城とオルコ村の位置関係が物語上の障害になるのも、その映像の作り方と相性がよい部分です。実際の道順を再現するより、城へ近づくのがいかに難しいかを伝えることが優先されていると考えられます。

反対に、聖地巡礼では撮影場所ごとの実際の地理を尊重する必要があります。作品世界で隣り合う二地点が、現実でも徒歩で行けるとは限りません。この違いを意識することが、ロケ地探しでの大切な注意点です。

シャキ城のロケ地へ行ける?シェキ訪問の考え方

アゼルバイジャンまで旅行するなら、ドラマの舞台を再現することよりも、キャラバンサライを含むシェキの歴史地区を訪れる計画にすると楽しみやすいでしょう。街そのものに見どころが多く、ロケ地だけを目当てにする必要はありません。

バクーからシェキへは都市間の移動が必要

日本からアゼルバイジャンを訪れる場合は、首都バクーを拠点に行程を考えることが一般的です。シェキはバクー市内の近郊観光地ではなく、北西方向へまとまった移動が必要な地方都市です。

移動方法としては、車を手配する、現地の長距離交通機関を利用する、シェキ方面を巡るツアーに参加する、といった選択肢があります。乗り継ぎや道路事情によって所要時間は変わるため、日帰りできると決めつけず、余裕のある日程を組む方が安心です。

とくに現地でホテルや歴史地区をゆっくり見たいなら、移動だけで大きな時間を使わないようにすることが大切です。旅程を決める際は、最新の交通状況と宿泊施設の営業状況をそれぞれ確かめましょう。

撮影された建物へ泊まる場合の注意点

キャラバンサライはホテルとして利用されてきた建物ですが、空室、予約方法、見学できる場所などは時期によって変わることがあります。番組公式が宿泊可能と紹介した事実だけで、希望の日に予約できると考えることはできません。

また、歴史的建造物は保存のために立ち入りを制限する場合があります。撮影に使われた中庭や廊下が見たいからといって、宿泊者専用の場所に入ったり、スタッフに無断で撮影したりするのは避ける必要があります。

予約前には、施設名の綴り、実際の所在地、宿泊と見学の可否、支払い方法を確認してください。検索結果に似た名称の宿が出てきた場合も、シェキの歴史地区にあるアッパー・キャラバンサライかどうかを確かめることが重要です。

周辺の世界遺産も一緒に訪ねると理解が深まる

ロケ地だけを見て帰るのはもったいないほど、シェキには歴史的な建築が集まっています。代表的なのはシェキ・ハーン宮殿、城塞、古い家並み、工芸品の店などです。世界遺産の街並みとセットで歩くことで、キャラバンサライがなぜこの街に必要だったのかも実感しやすくなります。

宮殿はかつての統治者に関わる建物、キャラバンサライは商人を迎える宿です。二つの建物を比べると、同じ街であっても役割が大きく違うことがわかります。ドラマの「シャキ城」と現実の史跡を混同せずに楽しむうえでも、興味深い比較になるでしょう。

歴史地区の登録内容についてはユネスコ世界遺産センター、現地の見どころについてはアゼルバイジャン観光案内が参考になります。

シャキ城ロケ地を知ってからVIVANTを見ると面白いポイント

撮影場所がわかると、「あの建物は本物だったのか」という発見に加え、制作側が何を現実の建物に任せ、何を物語の設定として描いているのかを考える楽しみも生まれます。

厚い石壁と閉ざされた中庭が緊張感を生む

キャラバンサライは、外側から見ると閉ざされた大きな建物でありながら、内側には広い中庭があります。この構造は、敵の拠点に捕らわれている別班員を映し出す場面に独特の圧迫感を与えます。

しかし、現実には人や物が安全に出入りするための宿でした。安全のための囲いが、ドラマでは逃げ場のない空間に見える。この意味の反転が、ロケ地としての面白さの一つです。

映像を見直すときは、人物の背後にあるアーチや石壁、周囲をどの程度見渡せるのかといった空間の使われ方に注目してみてください。建物の実在感と、演出された緊張感の両方を味わえます。

現実の建物名と劇中の城名が近いことにも意味がある?

シェキは表記によって「シャキ」とも読まれるため、「シャキ城」という名前から実在のシェキ城塞を連想するのは自然です。ただし、制作側が実在の城塞や宮殿の名称を直接の由来にしたと公表した情報は、確認できる範囲ではありません。

それでも、現実の地名に近い音を架空の城に用いることで、フィクションに土地の実感が生まれるという見方はできます。世界観の作り方としては興味深いものの、「名前の元ネタが確定した」とまでは言えません。

こうした名称の似かよりは、検索するときには混乱の原因になります。作品を楽しむときの考察と、旅行先を特定するときの事実確認は、分けて考えるのがおすすめです。

ロケ地の知識があっても物語の中心は人物の判断

第16話の暗号、第18話の模型を使った訓練、第19話の村人への交渉、そして第20話の突入は、それぞれ違う方法で仲間の救出に近づこうとする行動です。シャキ城はその目標として、一連の場面をつないでいます。

ロケ地の規模や歴史を知ると映像の迫力をより具体的に感じられますが、物語を動かすのは人間同士の信頼と駆け引きです。野崎の暗号を乃木が読み取れるか、ノコルたちの協力が得られるか、閉ざされた場所で仲間が耐えられるかという選択が重なっています。

実在のキャラバンサライを背景に据えたことで、こうした人間ドラマにも説得力が加わっていると考えられます。見慣れない異国の建物を、架空の城として自然に受け入れられること自体が、本作の映像表現の魅力でしょう。

まとめ|VIVANTのシャキ城ロケ地はシェキのキャラバンサライ

『VIVANT』第2シーズンのシャキ城に関係する、公式に確認されたロケ地は、アゼルバイジャン北西部の古都シェキにあるキャラバンサライです。第14話で拘束された別班員5人のシーンを撮影した場所として、番組公式が紹介しています。

一方、劇中のシャキ城は架空のゴルバド共和国に存在する設定で、現実のシェキ城塞やハーン宮殿と同じ建物ではありません。劇中の座標も実際のキャラバンサライの位置を示していません。

現地を訪れるなら「Upper Caravanserai」「Yuxarı Karvansaray」を目印にし、ホテルとしての利用状況や見学条件を確認するのがよいでしょう。歴史ある隊商宿が、別班奪還という緊迫した物語の舞台になったと知ると、シャキ城の場面がいっそう印象深く感じられます。

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本記事は2026.10.16に取得した原稿を掲載しています。考察には筆者の解釈が含まれ、今後の展開を確約するものではありません。最新の作品情報はTBS公式サイトをご確認ください。誤りやお気づきの点はお問い合わせからお知らせください。