『VIVANT』2026年の続編で登場したタイの街並みや港を見て、「ここは実際にどこで撮影したの?」と気になった人も多いのではないでしょうか。乃木とドラムが行動するバンコク周辺には、実在するホテルやレストラン、桟橋が登場します。しかし、劇中でカンボジアとして描かれた場所もタイで撮影されており、画面に映った建物がすべて現地にあるわけではありません。
この記事では、VIVANT 2026のタイロケ地を第12話・第13話の場面と結びつけて紹介します。実際に訪ねられる場所、所在地を混同しやすい場所、撮影の裏側、聖地巡礼の回り方まで整理しました。物語の内容に触れるため、未視聴の人はネタバレにご注意ください。
この記事の目次
VIVANT 2026のタイロケ地はバンコクと周辺県、パタヤ近郊に点在
2026年版『VIVANT』のタイロケは実際に行われており、主な撮影場所はバンコク、チョンブリー県サッタヒープ郡、パトゥムターニー県、ナコーンパトム県などです。バンコクの有名観光地だけでなく、漁港や郊外の道路、古い映画館も使われています。
TBSは2026年7月26日から第2シーズンを放送。第12話が8月2日、第13話が8月9日に放送され、乃木憂助とドラムがタイで新庄を追う展開が描かれました。第14話にもタイでの出来事がつながっています。
第12話・第13話の撮影場所を先に一覧で確認
代表的な場所を、ドラマ内の場面と実際の所在地で整理しました。撮影地を特定した現地紹介記事などに基づく一覧であり、番組がすべての施設名を個別に公式発表したという意味ではありません。
| ロケ地 | 登場場面・見どころ | 実際の地域 |
|---|---|---|
| バーンサレー桟橋 | 乃木とドラムが漁船に乗る港 | チョンブリー県サッタヒープ郡 |
| ワラシン桟橋 | タイの港に上陸する場面 | チョンブリー県サッタヒープ郡 |
| サイアム・ホテル | 乃木とドラムの滞在先 | パトゥムターニー県 |
| サラ・リム・ナーム | 別班関係者や長野専務が関わるレストラン | バンコク |
| 旧タン・シア・フアット・ラマ映画館 | ドラムが協力者を集める場所 | ナコーンパトム県 |
| エラワン・ミュージアム付近 | 救急車が停車する高架下 | サムットプラカーン県 |
| カーンチャナピセーク橋周辺 | 新庄の尋問場面前後の映像 | サムットプラカーン県方面 |
「タイ編だからバンコク市内だけで回れる」と考えると、予想以上に移動が必要になります。港の撮影地はパタヤのさらに南、旧映画館はバンコクの西側で、同じ日にすべてを巡る計画はおすすめしません。
タイで本当に撮影されたことは制作側も明かしている
TBSの制作スタッフ座談会では、アゼルバイジャンでのロケ終了後にタイ撮影を行ったことが明かされています。撮影は2026年1月に約2週間実施され、現地の撮影経験豊富なスタッフと協力して進められました。
制作現場ではドローンを使用できる場所などのルールを確認しながら撮影したそうです。タイにある景色を単に挿入しただけではなく、日本の出演者・スタッフが実際に現地で撮影した作品だとわかります。詳細はTBSの制作スタッフインタビューでも紹介されています。
第12話のタイロケ地|乃木とドラムが港から動き出した場所
第12話では、架空ではない国境を越える移動と、タイ国内に入ってからの接触がテンポよく描かれます。特に港・ホテル・レストランは、登場人物の行動を思い返しながら歩きたい場所です。
バーンサレー桟橋とワラシン桟橋|カンボジアからタイへの船旅
乃木とドラムが漁船に乗り込む港の撮影地は、チョンブリー県サッタヒープ郡のバーンサレー桟橋(Bang Saray Pier)です。劇中ではカンボジアのシアヌークビルから出航する設定ですが、実際にはタイの港で撮影されています。
その後、タイ側の港として映る場所はワラシン桟橋(Warasin Pier)と紹介されています。つまり、作中では国境をまたぐ船の移動であっても、撮影地としてはチョンブリー県内の比較的近い場所を組み合わせています。カンボジアに渡らないと再現できないシーンではありません。
バーンサレーは現役の漁港であり、船や漁業関係者の作業が中心です。観光用のセットではないため、自由に船へ乗ったり桟橋の作業区域へ入ったりはできません。ワラシン桟橋も一般向けの公開情報が限られるので、訪問前に立ち入り可能な場所を確かめる必要があります。
漁船に付けられた「クワームワン」という名前は、タイ語で希望や期待を意味します。物語の行方を知ってからこの場面を見返すと、単なる移動手段にも意味を読み取りたくなる演出です。ただし、名称とストーリーの関係について制作側が意図を断言したわけではありません。
ワット・ノーン・ジャップタオと海岸|移動中の風景も実在
港を離れた乃木とドラムの車が通る場面では、白い大きな仏像が印象的なワット・ノーン・ジャップタオ(Wat Nong Chap Tao)周辺が映ります。サッタヒープ郡にある寺院で、白い仏像と寺院の装飾が目印です。
セリフの中心となる撮影場所ではなく、車で移動していることを視聴者へ感じさせる景色として使われています。こうした数秒の背景があることで、登場人物が実際に異国を走っている雰囲気が生まれます。
一方、乃木が指令書を受け取る海岸の場面には、パタヤ南側のジョムティエン付近を撮影地として挙げるロケ地情報もあります。寺院と海岸は同じ画面に映らなくても、チョンブリー県の海沿いという地理でつながります。寺院を訪問する場合は、撮影目的でも肌の露出が多い服装を避け、礼拝中の人を優先してください。
サイアム・ホテル|乃木とドラムの宿泊先は実在する
乃木とドラムが拠点にする「サイアム・ホテル」は、ドラマのためだけに作った架空の名前ではありません。ロケ地として挙げられているのは、バンコクの北に位置するパトゥムターニー県のSiam Hotelです。
ここで気を付けたいのが、バンコクのチャオプラヤー川沿いにある高級ホテル「The Siam」との混同です。名前は似ていますが、ロケ地紹介で示されている施設とは所在地が異なります。「サイアムホテル」で検索して有名なホテルが表示されても、そのまま予約しないほうが確実です。
ホテルは宿泊施設なので、宿泊者ではない人が部屋や館内を自由に撮影できるわけではありません。ドラマの部屋番号や内装が現在の客室と一致するか、見学できるかについても、事前に施設側へ確認しましょう。部屋の中を見たいという目的だけで宿泊予約をする場合には、特に確認が大切です。
サラ・リム・ナーム|長野専務の謎を思い出す川沿いのレストラン
乃木が別班の関係者と接触しようとする場所として登場するのが、サラ・リム・ナーム(Sala Rim Naam)です。チャオプラヤー川沿いにあり、マンダリン オリエンタル バンコクが運営するタイ料理レストランとして知られています。
第12話の乃木に関わる場面に加え、第13話では長野専務がタイ警察幹部と接触する場面にも登場します。同じレストランが複数の人物を結び付けるため、単なる景色以上の役割を担っている場所です。
訪問するなら、撮影した席を必ず使えると思い込まず、まず通常の食事予約を検討しましょう。川の対岸にあるホテル本館とレストランを行き来するためのボートも特徴ですが、営業日、料金、船の運航条件は変わることがあります。予約前に施設の公式案内で最新情報を確認するのが安心です。
旧映画館タン・シア・フアット・ラマ|ドラムが仲間を集めた場所
ドラムがバイクに乗った協力者たちを集める場面では、ナコーンパトム県にある旧タン・シア・フアット・ラマ映画館が撮影に使われたと紹介されています。古い映画館特有の建物のたたずまいが、タイの街で独自の情報網が動いている印象を強めています。
この映画館は現在営業している映画館ではなく、一般観光施設として自由に入館できる場所とも限りません。外観を目当てに行く場合でも、所有者や周囲の商店に迷惑をかけないことが前提です。
バンコクの中心部やサッタヒープから離れているため、ロケ地巡りの優先順位は人によって変わります。ドラムの活躍を再現したい人には印象深い場所ですが、短期旅行ならレストランや寺院を先に選ぶほうが移動負担は少なくなります。
第13話のタイロケ地|新庄を追う場面と印象的な寺院
第13話では、新庄を追う緊迫した行動とタイらしい景色が交互に登場します。見どころは、実際に人物が立っていた現場と、場面の切り替わりに挿入された観光名所を区別することです。
ワット・ポー、ワット・アルン、ワット・パークナム|タイを象徴する風景
第13話にはバンコクを象徴する寺院の映像が登場します。巨大な涅槃仏で知られるワット・ポー、チャオプラヤー川沿いに立つワット・アルン、大きな黄金の仏像や美しい仏塔があるワット・パークナムなどです。
これらはドラマの主要人物がすべて境内で行動したという意味ではありません。街を俯瞰する映像や場面転換として映ることで、物語の舞台がタイに移ったことを自然に伝えています。第12話の導入には、アユタヤのワット・マハタートで知られる樹木の根に包まれた仏頭も登場します。
観光として訪ねるなら、ワット・ポーとワット・アルンは同じ川沿いのエリアなので組み合わせやすいです。ワット・パークナムは別エリアにあるため、移動時間を見込んでください。いずれも宗教施設であり、ドラマの画角を再現するために立ち入り禁止区域へ入ることは避けましょう。
エラワン・ミュージアム付近|救急車が停まった高架下
新庄とチョッキーを乗せた救急車を別班の協力者が確保したと報告する場面には、サムットプラカーン県にあるエラワン・ミュージアム付近の高架下が使われたとされています。
近くにある巨大な三つの頭を持つ象の像は、博物館を見つける目印にもなります。ただし、撮影場所は「ミュージアムの展示室」ではなく、交通がある高架付近の道路です。博物館に入場すれば劇中の救急車の停止位置まで見学できるわけではありません。
旅行者は交通量の多い道路で同じ構図を撮ろうとするより、通常の観光施設としてエラワン・ミュージアムを楽しむほうが安全です。屋外の車道や高架下には、歩行者が立ち止まることを想定していない場所もあります。ロケ地撮影のために車道へ出る行為は厳禁です。
カーンチャナピセーク橋周辺|尋問シーンを印象づける夜の橋
乃木が新庄を追い詰め、厳しい尋問に至る展開では、ライトアップされたカーンチャナピセーク橋が映ります。チャオプラヤー川に架かる大型の斜張橋で、ライトアップされた塔とケーブルが印象的です。
橋の周辺にある倉庫が新庄の拘束・尋問場面の撮影場所として紹介されています。ただし、橋そのもの、橋を映したカット、倉庫内部を同じ見学場所として考えてはいけません。倉庫は通常の観光地ではなく、撮影に使われたからといって一般公開されているわけではないためです。
物語では尋問によって新庄の関与に対する見方が変わり、乃木の判断にも揺れが生まれます。開放的な大河川の夜景と閉ざされた拘束場所を並べる画作りは、追跡劇の緊張を際立たせているとも考えられます。実際に巡るなら安全な公共の展望場所から橋を眺める程度にとどめましょう。
スーパーとプラ・パトム・チェディ|ドラムの機転と逃走劇の背景
ドラムが大量の納豆を買い集める場面には、バーンサレー周辺のThai Foods Fresh Marketの店舗が使われたと紹介されています。豪華な観光施設ではなく、地元の生活に根ざしたスーパーが選ばれている点も『VIVANT』らしいところです。
また、救急車の移動に関連する映像には、ナコーンパトム県のプラ・パトム・チェディという大きな仏塔が登場します。その近くの道路も走行シーンの撮影場所として挙げられており、ドラマの車両がタイ国内を広く移動しているように感じさせます。
ただし、スーパーの買い物シーンとナコーンパトムの仏塔は隣接していません。撮影上は離れた場所を編集で一連の動きにつないでいます。実際に同じ順番で巡れば短時間で回れる、というわけではないのです。スーパーを訪ねる際も商品撮影や他の買い物客の映り込みに注意してください。
カンボジアの港やチョッキー邸もタイ撮影?混同しやすい場所を整理
『VIVANT』のロケ地で誤解しやすいのは、物語の設定地と実際の撮影地が必ずしも一致しないことです。海外編の映像だけを見て現地を特定すると、違う国や施設を探してしまうことがあります。
カンボジアのシアヌークビルはタイの漁港で表現
乃木とドラムが船に乗る場面はカンボジアの港という設定ですが、撮影地はタイのバーンサレー桟橋です。到着する「マーカム港」もタイの別の桟橋が撮影地として挙げられています。劇中で長距離の海路を進んでも、撮影で同じ距離を移動したとは限りません。
映像作品では、地形や建物の雰囲気が物語に合えば、現実とは異なる国の風景として使用することがあります。この場面も港の近さではなく、出国から入国までの緊張感が優先されたと考えられます。
聖地巡礼では作中の地名だけを検索するより、放送された場面と撮影地の照合情報を確認するほうが確実です。特に港は名称の揺れがあり、地元の桟橋と観光船乗り場を取り違えないよう注意しましょう。
チョッキー邸はタイの住宅だけで撮られたわけではない
チョッキーの豪邸は、タイで登場する屋敷として印象に残ります。しかし、ロケ地情報では住宅街の入口にある門にタイのウィチッタラーターニーが使われる一方、屋敷の外観や内部の一部には日本国内の建物が使われたと紹介されています。
例えば、新庄がいる屋内の場面については岐阜県庁の1階ホワイエがロケ地として挙げられ、屋敷の外観は神奈川県逗子市周辺の住宅とされています。同じ屋敷として映っていても、実際には複数の場所を編集でつないだものです。
「サイアム・ホテル」と「The Siam」は別施設
もう一つの誤解はホテル名です。検索で見つかるバンコクの高級ホテル「The Siam」と、ドラマの撮影地として紹介されるパトゥムターニー県の「Siam Hotel」は別物です。前者の写真だけを見て「乃木の部屋がここにある」と判断するのは早計です。
一方、ドラマのホテルの外観が実在するとしても、室内のすべてがそのホテルで撮影されたとは限りません。宿泊旅行を考える場合は、所在地に加えて、営業状況、部屋の仕様、撮影・見学の許可を別々に確認しましょう。
この区別は『VIVANT』の映像をより楽しむためにも役立ちます。ひとつの場所として映るシーンに異なる地域の撮影地を組み合わせられることが、国際的な追跡劇の速い展開を支えていると考えられます。
タイでの撮影はいつ?2026年版VIVANTの制作の裏側
ドラマの背景に実在する街が選ばれた理由を考えるうえでは、どんな体制で撮影したかも参考になります。制作側の発表には、長期の海外ロケを成立させるための工夫が見えてきます。
タイ撮影は2026年1月の約2週間
TBSの制作スタッフへのインタビューによると、タイでの撮影は2026年1月に行われ、期間は約2週間でした。先にアゼルバイジャンの撮影を終え、その後にタイへ移ったとされています。
日本が真冬の時期でも、タイでは暖かな環境で撮影が進みました。スタッフは現地側の撮影ノウハウや準備力に助けられたとも話しています。真冬と熱帯という季節の違いが、映像に見える景色の印象を変えていることも興味深い点です。
映像上では人物が次々と都市を移りますが、現場では撮影許可や移動、劇中に映る車両の手配など多くの準備が必要です。約2週間のロケで複数県の場所を撮り分けたことが、場面の多様さにつながったと考えられます。
タイで撮った映像を日本へ送る仕組みも話題に
2026年7月には、BBIXとBBSakura Networksが『VIVANT』続編のタイロケで映像データの伝送を支えたと発表しました。タイで撮影した高精細なデータを、日本の制作現場へ迅速で安定的に送るためのネットワーク技術が使われています。
これは観光地のロケ地情報とは直接関係しませんが、広い地域で撮影した膨大な素材を、日本側の編集作業へつなぐための重要な取り組みです。国際ロケは出演者が海外へ行けば完成するものではなく、撮った映像を安全に管理し、確認する工程も必要になります。
こうした制作体制があるからこそ、港の細かな表情から街の夜景まで多様な映像を一つのドラマに組み込めるのでしょう。技術面の事実はBBIXの2026年7月13日付発表で確認できます。
タイという舞台が追跡劇にもたらした効果
第12話・第13話のタイ編では、静かな寺院、活気のある道路、漁港、レストラン、工業地帯に近い風景が入り交じります。名所ばかり映す観光案内のような構成ではなく、人々が働き生活する場所が重要な場面に使われているのが特徴です。
とりわけ乃木とドラムが行動する場所は、豪華なホテルだけに偏っていません。バイクの協力者が集まる旧映画館や納豆を買うスーパーは、人物の行動を現実の街へ近づける効果があります。
対して、長野専務が現れる川沿いのレストランは落ち着いた高級感が漂い、誰を信用できるのかという不安を強めます。こうした風景の対比が、タイ編を単なる海外旅行風の映像にしない工夫だと読み取れます。これは画面構成を踏まえた考察であり、制作者が明言した演出意図ではありません。
VIVANTのタイロケ地を巡るならどんな回り方がおすすめ?
聖地巡礼を計画するなら、撮影地を話数順に並べるより、地理的に近い場所をまとめるほうが現実的です。移動を減らすことで、実際の景色を落ち着いて楽しむ時間を確保できます。
バンコク中心部はレストランと寺院を中心に回る
タイ旅行が初めてなら、まずはバンコクのワット・ポー、ワット・アルン、サラ・リム・ナームを候補にするのがおすすめです。観光名所と食事を組み合わせられるため、ドラマを見ていない同行者がいても楽しみやすい回り方です。
ワット・ポーとワット・アルンは川を挟んで比較的近く、公共交通や渡し船を組み合わせられます。サラ・リム・ナームはチャオプラヤー川沿いですが同じ場所にあるわけではないため、寺院の後に夕食を予約する流れが考えられます。
寺院の拝観時間と飲食店の予約時間を確認し、渋滞する時間帯は移動に余裕を持ちましょう。厳密な再現撮影より、画面に登場する川の景色を見比べる楽しみ方が向いています。
港を巡るならパタヤ・サッタヒープ方面を別日に
バーンサレー桟橋、ワラシン桟橋、ワット・ノーン・ジャップタオは、いずれもチョンブリー県サッタヒープ郡の周辺で考えられる候補です。バンコク観光と無理に同日に組み込まず、パタヤ方面へ移動する日を設けるほうが余裕があります。
現役の漁港では、撮影当時と同じ船が停泊している保証はありません。場所がわかっても、安全面や作業上の理由で近づけないことがあります。訪問目的を「同じ場所に立つ」ではなく「海辺の空気と景色を楽しむ」に置くと、現地のルールを守りやすくなります。
なお、阪急交通社は第2シーズンの公式ツアーとしてバンコクとパタヤを巡る旅行商品を案内しています。ただし、公式ツアーで訪れる観光地がすべてドラマの実撮影地点であるとは限りません。申し込む場合は、訪問予定の施設やロケ地見学の有無を行程表で確認しましょう。
郊外のホテル・映画館・橋は移動時間と公開状況で判断
サイアム・ホテルのあるパトゥムターニー、旧映画館のあるナコーンパトム、エラワン・ミュージアムと橋のあるサムットプラカーンは、それぞれ方向が異なります。地図上で「バンコク周辺」と見えても、短い移動では済まない場所があります。
郊外を一日で多く回りたい人は、公共交通のみで成立するかを個別に確認し、必要に応じて現地の配車サービスや運転手付きの移動手段を検討するとよいでしょう。ただし、訪問先に一般公開されていない建物が含まれるなら、行程から外したほうが安全です。
たとえば旧映画館を外観から眺めるためだけに遠回りするより、観光利用できるエラワン・ミュージアムを優先するほうが、旅行時間を無駄にしにくい場合もあります。ドラマへの思い入れと、実際に楽しめる内容を分けて選びましょう。
タイロケ地を訪ねる前によくある疑問
ロケ地の名前がわかっても、旅行前には入場できるか、どの話を見直せばよいかなどの疑問が残ります。訪問の判断に関わる点を整理します。
どの話を見返すとタイの撮影場所がわかりやすい?
まず第12話と第13話を続けて見返すのがおすすめです。第12話では港、サイアム・ホテル、サラ・リム・ナーム、旧映画館などを確認できます。第13話ではタイの著名寺院、エラワン・ミュージアム付近、カーンチャナピセーク橋などが印象的に使われています。
映像を見直すときは人物の顔だけでなく、背景の看板、建物の屋根、川や道路の形、車が通る方向などを見ると、ロケ地資料と照らし合わせやすくなります。ただし、同じ場面でも外観と室内が異なる撮影地の場合があります。
作品のストーリーや放送回を正確に確認したい場合はTBS公式のあらすじ一覧を利用できます。メイキング映像が公開されている場合には、実際の撮影の雰囲気を知る参考にもなります。
個人旅行と公式ツアーのどちらが向いている?
バンコクの寺院や一般客が利用できるレストランが目当てなら、個人旅行でも計画しやすいです。観光地の営業時間、服装のルール、食事の予約条件を確認すれば、ドラマの場面を思い出しながら自分のペースで歩けます。
一方でパタヤ方面や郊外の複数地点を巡りたい人、海外での移動に不安がある人は、日程が合えば旅行会社の公式ツアーも選択肢になります。阪急交通社の『VIVANT』第2シーズン公式ツアー案内で行き先を確認できます。
大切なのは、「作品の撮影場所を実際に見たい」のか「作品にゆかりのある国を観光したい」のかを決めておくことです。前者なら訪問施設名まで細かく確認し、後者なら寺院や食事を中心とした旅行でも十分楽しめます。
ロケ地なら写真撮影や建物への立ち入りは自由?
ロケ地として紹介されていることと、観光客の立ち入りが許可されていることは別です。特に漁港、旧映画館、住宅街、倉庫、道路沿いは注意が必要です。公共の場所でも通行を妨げる三脚の設置や長時間の撮影は控えましょう。
寺院や博物館にはそれぞれ参拝・撮影のルールがあり、宿泊施設とレストランでは他の利用客への配慮が必要です。ドラマと同じ構図を撮るために危険な道路へ近づく必要はありません。
タイで撮影されたシーンを見つける楽しさは、セットとまったく同じ状態を再現しなくても味わえます。現地の人の生活や信仰を大切にしながら見学するほうが、気持ちよく旅の思い出を残せるでしょう。
まとめ|VIVANT 2026のタイロケ地は実際の場所と劇中設定を分けて楽しもう
『VIVANT』2026年のタイロケ地は、バンコクのサラ・リム・ナームや寺院だけでなく、バーンサレー桟橋、ワラシン桟橋、サイアム・ホテル、ナコーンパトムの旧映画館、サムットプラカーンの橋周辺など広い範囲に点在しています。
特に覚えておきたいのは、カンボジアとして描かれた港もタイで撮影されたこと、サイアム・ホテルは有名な「The Siam」とは別施設であること、チョッキー邸には日本の撮影地も組み合わされていることです。作中の場所と撮影地を分けると、映像の見方も変わります。
聖地巡礼なら、まずは観光しやすいバンコクの寺院と川沿いのレストランから。パタヤ近郊の港は別日に訪れると回りやすいです。ドラマの緊迫した場面を思い返しつつ、実際のタイの景色も安全に楽しんでください。
本記事は2026.10.16に取得した原稿を掲載しています。考察には筆者の解釈が含まれ、今後の展開を確約するものではありません。最新の作品情報はTBS公式サイトをご確認ください。誤りやお気づきの点はお問い合わせからお知らせください。