ロケ地・モデルとなった場所

VIVANTの防衛省地下壕ロケ地はどこ?横須賀の地下通路と大谷資料館、実際の見学情報

ドラマ『VIVANT』で、乃木憂助が防衛省の地下へ進んでいく場面。「あの地下壕は本当に存在するの?」「ロケ地は防衛省の中なの?」「自分でも見学できる?」と気になった方も多いのではないでしょうか。

2026年放送の続編では、防衛省地下の旧大本営地下壕という設定の場所が登場します。ただし、劇中の所在地と実際に撮影された場所は同じではありません。地下通路は神奈川県横須賀市の施設、広大な会議室は栃木県宇都宮市の施設が有力です。

撮影地と本物の大本営地下壕跡の違い、一般見学できる場所、地下空間が物語に与える意味まで、事実と考察を分けて整理します。なお、続編の内容に一部触れます。

この記事の目次
  1. VIVANTの防衛省地下壕ロケ地は横須賀と宇都宮が中心
  2. 地下壕のシーンは何話?乃木と別班をめぐる描写
  3. 横須賀の地下壕は実在する?研究施設との関係
  4. 宇都宮の大谷資料館は見学できる?現地の特徴と行き方
  5. 本物の防衛省「大本営地下壕跡」は市ヶ谷で見学できる
  6. 防衛省地下壕の場面が印象に残る理由を考察
  7. VIVANTの防衛省地下壕ロケ地に関するよくある疑問
  8. まとめ|VIVANTの防衛省地下壕は複数の場所で表現されている

VIVANTの防衛省地下壕ロケ地は横須賀と宇都宮が中心

『VIVANT』の防衛省地下壕は、実際の防衛省地下だけで撮影されたわけではありません。続編に登場する地下通路は神奈川県横須賀市の電力中央研究所・横須賀地区、別班の特別会議室は栃木県宇都宮市の大谷資料館がロケ地として挙げられています。

防衛省そのものは東京都新宿区市谷本村町にあります。ドラマでは離れた場所の映像をつなぎ、一続きの地下施設に見えるように構成していると考えられます。

地下通路の撮影地は電力中央研究所・横須賀地区

乃木が別班の司令と接触するために向かう地下通路などは、電力中央研究所の横須賀地区に残る地下壕で撮影されたと紹介されています。所在地は神奈川県横須賀市長坂2丁目6番1号です。電力中央研究所は、エネルギーや電力技術を研究する組織であり、ドラマのために造られた施設ではありません。

この敷地は旧大楠海軍機関学校の跡地にあたり、戦争末期に造られた地下壕が残る場所として知られています。実物の地下構造物を使うことで、人工のセットだけでは出しにくい岩肌や通路の質感が、画面に説得力を与えています。

横須賀市観光協会の撮影実績には、『VIVANT』第11話・第15話の記載があります。どのカットをどの地点で撮ったかまで同協会の一覧が示しているわけではないものの、複数のロケ地資料が地下通路を同施設と照合しています。

別班の特別会議室は大谷資料館が有力

巨大な地下空間に置かれた別班の特別会議室は、栃木県宇都宮市の大谷資料館にある「大谷石地下採掘場跡」が有力な撮影場所です。大谷資料館は、石材の大谷石を採掘した跡を公開している施設で、壁面の切り出し跡と大きな柱のような岩盤が印象に残ります。

横須賀の地下通路が細く閉ざされた空間なのに対し、大谷資料館は天井が高く、広がりがあります。同じ「防衛省の地下」という設定でも、画面の空間の大きさが変わるのは、異なる施設を使っていると考えると理解しやすいでしょう。

ただし、大谷資料館の公式サイトに、該当シーンの撮影実績として『VIVANT』が明記されていることまでは確認できません。したがって「有力なロケ地情報」として扱い、制作側が個々のカットを確定した情報とは区別するのが適切です。

防衛省の建物や地下入口の場面はさらに別の場所

劇中に映る防衛省の所在地は、東京都新宿区市谷本村町です。乃木が地下へ向かう前に入っていく駐車場については、近隣の「市ヶ谷キャナルコート」がロケ地として挙げられています。このように入口の街並み、地下の通路、奥の会議室は同じ建物の中で撮影されたとは限りません。

ロケ地情報を見る際は、単に「防衛省地下壕のロケ地」とだけ書かれているか、それとも「入口」「通路」「会議室」を区別しているかを確認することが大切です。ひとつの住所だけを見て現地へ行くと、探していた場面とまったく違う景色になる可能性があります。

ロケ地の整理:防衛省の外観は東京・市ヶ谷、地下通路は横須賀、地下の特別会議室は宇都宮の大谷資料館が有力です。劇中でつながる場所でも、現実には県をまたいで離れています。

地下壕のシーンは何話?乃木と別班をめぐる描写

防衛省の地下壕が注目されるのは、単に珍しい撮影場所だからではありません。別班という秘密組織がどこで指示を受け、誰の命令で動くのかを考えるうえで、地下空間そのものが意味を持っているからです。

2026年の第11話で再び始まる別班の任務

2026年7月26日放送の第11話は、2023年放送分から物語が続く節目の回です。TBSの公式あらすじでは、乃木憂助が祠に置かれた赤い饅頭を見つけ、それが別班の緊急招集を告げる合図だと説明されています。

表向きは商社マンとして暮らす乃木が、特殊な連絡を受けて別の顔へと切り替わる展開です。人目につかない入口から地下へ向かう演出は、その二重生活を視覚的に伝えていると考えられます。日常の街から秘密の施設へ移る落差が、視聴者の緊張感を強めます。

防衛省の地下に実在の秘密司令室があるという証拠ではありません。劇中で描かれる別班の活動と、現実の防衛省や自衛隊の組織運営は、そのまま重ねないようにしましょう。

第15話では地下空間が重要な対峙の舞台に

2026年8月23日放送の第15話でも、防衛省の地下施設として描かれた空間が登場します。横須賀市観光協会が第11話と第15話を撮影実績に挙げている点は、このロケ地を知るうえで参考になる情報です。

地下通路を車椅子で移動する佐野公安部長の場面と、広い特別会議室での場面は、同じ防衛省地下の施設として理解されがちです。しかし、映像に映る岩肌や空間の形を見ると、印象が大きく異なります。その違いが撮影地の使い分けを考える手掛かりになります。

狭い通路では人の動ける方向が限られ、広い会議室では人物同士の距離や立場の違いが際立ちます。地下という共通の設定の中で空間を切り替えることで、物語の緊張が単調にならないよう工夫しているとも読み取れます。

2023年版の地下牢と混同しないことが大切

『VIVANT』には、テント側の地下牢や鉱山を思わせる空間など、地下を舞台にした印象的なシーンが複数あります。2023年版で登場した地下空間を、2026年版の「防衛省地下の旧大本営地下壕」とひとまとめにしてしまうと、ロケ地の情報が混ざってしまいます。

例えばテントの地下牢は、乃木と黒須が置かれた状況を描くための場所であり、別班の司令部として描かれる防衛省地下とは役割が違います。また、鉱山の場面も別の撮影地に関する情報があります。

探しているのが「乃木が司令に呼び出されて地下へ進む場所」なのか、「テントで拘束された地下牢」なのかを先に整理すると、ロケ地検索の精度が上がります。

横須賀の地下壕は実在する?研究施設との関係

劇中の防衛省地下壕に使われたとされる横須賀の施設には、実際の歴史があります。ただし、実在する地下壕で撮影したことと、ドラマの設定にある秘密基地が実在することは別の話です。

旧大楠海軍機関学校の跡地に残る地下壕

現在の電力中央研究所・横須賀地区がある場所は、かつて大楠海軍機関学校が置かれていた地域です。第二次世界大戦末期には、空襲に備えて地下に施設を設ける動きが各地で進みました。この敷地に残る地下壕も、そうした時代の痕跡として紹介されています。

ドラマの映像では、荒々しい壁の表情や薄暗い通路が秘密任務にふさわしく感じられます。しかし、実際の地下壕は娯楽のために造られた空間ではなく、戦時下の事情を背景に持つ遺構です。撮影場所の魅力を知ると同時に、その歴史にも目を向けたいところです。

なお、建設時の細かな用途や内部の全体構造まで、作品映像だけから判断することはできません。現地の地下部分をドラマの設定図として扱うことは避けましょう。

「電力中央研究所」は誰でも入れる観光施設ではない

電力中央研究所の所在地は、研究所の公式アクセス案内に載っています。しかし、住所が公開されていることと、敷地内の地下壕を一般公開していることは異なります。

横須賀の地下壕は、通常の観光客が自由に入れるロケ地ではありません。研究施設へ無断で立ち入ったり、建物の内部撮影を求めたりすることは控えましょう。一般向けの特別公開が将来実施される場合でも、日時や対象範囲は主催者の案内を確認する必要があります。

研究所へ向かうバスの案内は、あくまで正規の来所者向けの交通情報です。近くまで行けるからといって地下壕を見学できるわけではない点に注意してください。

ドラマの階段や扉がそのまま残るとは限らない

ロケ地紹介では、地下へ続く階段の一部が撮影用セットとされています。つまり、画面で見た造りが現地の歴史的な設備そのものとは限りません。照明、扉、机、通信設備なども、物語の設定に合わせた美術である可能性があります。

この点は、ロケ地巡りを計画するときに見落としやすい部分です。「あの扉を見に行きたい」と思っても、扉は撮影後に撤去されているかもしれませんし、そもそも許可された撮影関係者だけが入れた区域かもしれません。

映像の再現度に期待しすぎるよりも、実物の地下壕が持つ質感を生かして撮影されたことに注目すると、作品の見え方が変わります。

宇都宮の大谷資料館は見学できる?現地の特徴と行き方

防衛省地下の広い会議室を思わせる場所を自分の目で見たい場合、候補となるのが大谷資料館です。こちらは一般公開されており、地下に広がる採掘場跡を見学できます。ただし、特定の撮影セットが常設されているわけではありません。

大谷石の採掘がつくった巨大な地下空間

大谷資料館が公開する地下採掘場跡は、1919年から1986年にかけて大谷石を掘り出したことで生まれた空間です。公式案内によれば広さは約2万平方メートル。規則的に掘られた壁面や巨大な岩の柱が、地下にありながら建築物のような景色を作っています。

通路型の地下壕とは違い、視界が大きく開けるため、大勢の人物が集まる会議や対決の場面によく合います。岩の陰影を照明で際立たせれば、機密性と荘厳さの両方を感じさせる空間になります。

実際の施設は採石の歴史を伝える博物館です。公式の地下採掘場跡紹介を読むと、ドラマで見た景色を産業遺産という別の視点から楽しめます。

大谷資料館の料金・開館時間を確認

2026年10月時点の公式案内では、一般入館料は大人1,000円、小・中学生400円、未就学児無料です。入館料は現金払いのみと案内されています。来館前に財布の中を確認しておくと安心です。

項目大谷資料館の案内
所在地栃木県宇都宮市大谷町909
4〜11月9:00〜17:00(最終入館16:30)
12〜3月9:30〜16:30(最終入館16:00)
休館日4〜11月は原則無休、12〜3月は原則火曜休館、年末年始休館あり
入館料大人1,000円/小・中学生400円

臨時休館や営業時間の変更もあるため、当日の最新情報は必ず公式サイトで確認してください。2026年には工事による入口変更が案内された時期もあり、過去の旅行記事だけを頼りにしないほうが確実です。

宇都宮駅からバスで行けるが防寒対策が必要

公共交通を利用する場合、JR宇都宮駅の西口6番乗り場から「大谷・立岩」方面の路線バスで約30分、資料館入口バス停から徒歩約5分が目安です。車で訪れる場合は、住所だけのカーナビ検索で迷うことがあるため、施設名や電話番号で設定するよう公式サイトが案内しています。

坑内の年平均気温は約8℃とされており、地上が暑い日でも地下では冷えます。羽織れる上着や歩きやすい靴を準備すると、見学に集中しやすくなります。階段や足元に注意が必要で、車椅子やベビーカーでの通常入館には制限があります。

特別な移動支援には条件付きの事前予約制度が案内されているため、歩行に不安がある場合は訪問前に直接相談してください。

大谷資料館は一般公開されている地下空間ですが、ドラマに使われたとされるすべての角度・区画を必ず見られるという意味ではありません。立入禁止区域や撮影のルールは施設の案内に従ってください。

本物の防衛省「大本営地下壕跡」は市ヶ谷で見学できる

『VIVANT』の劇中設定に出てくる「旧大本営地下壕」は、完全に架空の名称ではありません。東京都新宿区の防衛省市ヶ谷地区には、実際に大本営地下壕跡が残り、予約制の見学案内があります。

市ヶ谷に残る地下壕とドラマの撮影地は別

防衛省の市ヶ谷台ツアー公式案内によれば、大本営地下壕跡は旧陸軍の主要機関の防空壕として建設されました。防衛省の敷地に歴史的な地下壕が実在すること自体は事実です。

ただし、劇中で乃木が進む地下通路の撮影場所として挙げられるのは横須賀であり、会議室は大谷資料館が有力です。「防衛省で本物の地下壕を見学すること」と「撮影に使われた通路へ入ること」は別の体験になります。

実際の大本営地下壕跡には戦争の歴史を知る意味があり、ドラマの秘密基地を再現するための観光設備ではありません。見学するときは、作品の設定と史実の違いを意識することが大切です。

午後の市ヶ谷台ツアーで地下壕跡を案内

一般向け市ヶ谷台ツアーは事前予約制で、平日の午前・午後を中心に実施されています。地下壕跡が組み込まれるのは基本的に午後コースで、公式案内の目安は13時30分から15時50分までです。大本営地下壕跡の入場料は、18歳以上(高校生を除く)700円、18歳未満無料です。

ただし、見学できるのは安全対策などが行われた一部の区域に限られます。地下壕の全体を自由に歩き回ったり、ドラマの特別会議室を探したりできるツアーではありません。

市ヶ谷記念館の改修などに伴いコースが変更される期間も告知されています。日程、予約の空き、入場料、当日の見学範囲は、申し込む直前に防衛省の案内を確認してください。

予約方法と服装の注意点

予約は電話で空き状況などを確認したうえで、案内された方法で手続きを進めます。事前予約が完了していなければ、当日正門へ行くだけでは参加できません。一般向け予約方法には、申し込みの流れやよくある質問が掲載されています。

見学当日は本人確認書類が必要です。地下壕内には急な階段や滑りやすい箇所があり、ヘルメットの着用が求められます。サンダルやハイヒールは避け、歩きやすい靴を選びましょう。未就学児の地下壕見学は遠慮するよう案内されています。

歴史的施設として保存することが優先されるため、見学者が入れる範囲や撮影ルールにも制限があります。高齢の方や足元に不安のある方は、予約前に相談するのがおすすめです。

防衛省の地下壕見学は事前予約制です。入場制限・本人確認・服装などの条件があるため、ドラマのロケ地巡りと同じ感覚で突然訪問しないようにしてください。

防衛省地下壕の場面が印象に残る理由を考察

ここからはロケ地情報ではなく、演出から読み取れる考察です。防衛省地下という場所を選んだことは、別班の正体が表に出ない組織であるという物語の特徴とよく合っています。

地上の日常と地下の秘密任務の対比

乃木は普段、一般企業で働く人物として行動しています。それだけに、都心の建物を通り抜けて地下へ進む描写には、同じ人物が別の世界へ入っていくような印象があります。地上には人の往来や車の音があり、地下には閉ざされた通路や限られた関係者しかいない空間が広がります。

この対比は、乃木がどこまで本心を見せているのかという疑問とも響き合います。表向きの顔と秘密の役割が共存する人物だからこそ、地上から地下へ移動する演出が自然に人物像を説明しているように見えます。

地下壕の撮影場所が実際の戦争遺構であることを知ると、背景の重さを感じるかもしれません。ただし、制作側がその歴史的意味をどこまで意図したかは、確認できる発言がない限り断定できません。

細い通路と広い会議室が生む緊張感の違い

横須賀の通路と大谷資料館が同じ施設のように編集されていると考えると、二つの空間の違いに目が向きます。通路は人物の前後関係がはっきりし、進む先が見えにくい構図を作れます。そのため、呼び出しを受ける人物の不安や、秘密に近づく感覚を表しやすい場所です。

対して大きな会議室では、複数の人物を同時に配置し、誰が中心に立ち、誰が離れているのかを見せられます。言葉を交わすだけでも、組織内の力関係や緊張が伝わりやすくなります。

同じ地下という設定を維持しながら、閉塞感と広がりを切り替えることが、別班の秘密と組織の規模を両方印象づけているという見方ができます。

「本物らしさ」を支えるのはセットだけではない

『VIVANT』は国内外のさまざまな場所を撮影に取り入れてきました。地下壕の場面でも、岩盤や採掘跡のような既存の場所が持つ凹凸は、画面に独特の奥行きを生みます。その上に照明や美術を加えることで、実在の場所とも架空の秘密施設とも感じられる景色ができ上がります。

実物を使った撮影だからといって、映る設備がすべて当時のものとは限りません。反対に、セットが含まれているからといって、現実味が失われるわけでもありません。実在する地下空間と作り込まれた美術を組み合わせるところに、この場面の面白さがあります。

ロケ地を知ってから見直すと、入口と通路をどうつなぎ、どの瞬間に広い場所へ切り替えているかにも注目できるでしょう。

VIVANTの防衛省地下壕ロケ地に関するよくある疑問

検索で迷いやすいのは、「ロケ地」「実際の地下壕」「見学可能な施設」が違うという点です。特に質問の多いポイントを簡単に確認します。

ロケ地は東京都の防衛省の地下ですか?

劇中の設定は防衛省の地下ですが、撮影地として挙げられているのは横須賀の電力中央研究所・横須賀地区と、宇都宮の大谷資料館です。防衛省の外観が映るからといって、地下の全場面も同じ敷地で撮ったとはいえません。

実際の市ヶ谷にも大本営地下壕跡が存在するため、名称が似ていて混同しやすいところです。「物語の設定場所」と「カメラを回した場所」を分けて理解すると整理できます。

横須賀の地下通路は一般見学できますか?

通常は一般観光向けに開放されていません。電力中央研究所は研究施設であり、地下壕を自由に見て回る場所ではありません。住所や交通アクセスが公開されていても、入構や地下壕見学の許可を意味するものではない点に注意しましょう。

現実の地下構造物に触れたいなら、防衛省市ヶ谷地区の予約制ツアーか、一般公開されている大谷資料館を選ぶのが現実的です。ただし、どちらも別の場所であり、横須賀の地下通路そのものを再現するものではありません。

大谷資料館へ行けば別班の会議室を見られますか?

大谷資料館では、撮影地として有力視される巨大な地下採掘場跡を見学できます。しかし、劇中の机や装飾、照明配置まで常に残っているわけではありません。撮影に使われたとされる区画が、必ず一般公開エリアに含まれるとも断言できません。

作品の景色を思い出しながら地下空間を味わう場所としては魅力的ですが、「セットをそのまま見る施設」だと思って行くと期待とずれる可能性があります。産業遺産としての展示にも目を向けると、より楽しめるでしょう。

ロケ地巡りで一か所だけ選ぶならどこ?

撮影に使われたとされる地下の雰囲気を体感したいなら、一般公開されている大谷資料館が候補になります。現実の大本営地下壕について詳しく知りたいなら、防衛省の市ヶ谷台ツアーが合っています。

横須賀の電力中央研究所は所在地こそ確認できますが、一般向けの観光施設ではないため、地下壕見学を目的に訪れることはおすすめしません。「ドラマと似た空間を見たい」のか、「史実の地下壕を知りたい」のかで選ぶと満足度が変わります。

まとめ|VIVANTの防衛省地下壕は複数の場所で表現されている

『VIVANT』で描かれる防衛省地下の旧大本営地下壕は、劇中ではひとつの秘密施設のように見えます。しかし、撮影地としては横須賀の電力中央研究所に残る地下壕が地下通路、宇都宮の大谷資料館が広い特別会議室の有力候補となっています。防衛省の外観や地下へ向かう入口も、また別の場所で撮られています。

横須賀の研究施設は通常、自由見学できません。一方、大谷資料館は一般公開され、東京都市ヶ谷の本物の大本営地下壕跡も防衛省の予約制ツアーで一部見学できます。ロケ地そのものを見たいのか、地下壕の歴史を知りたいのかを区別して訪問先を選んでください。

異なる土地にある地下空間をひと続きに見せる映像づくりを知ると、乃木が秘密の世界へ入っていく場面を、もう一段深く楽しめます。

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本記事は2026.10.16に取得した原稿を掲載しています。考察には筆者の解釈が含まれ、今後の展開を確約するものではありません。最新の作品情報はTBS公式サイトをご確認ください。誤りやお気づきの点はお問い合わせからお知らせください。